喜怒哀楽を殺すな

『人生』あるある


何だか、物騒な題名になってしまったよ。
違う言い方をすると、『感情を抑え込み過ぎるな』と言いたい。

この感情は、精神のバランスを保っているからだ。
どれか一つを押さえ込むと、他の感情が機能しなくなる。
また別の感情を殺すと、他の感情も死んでしまう。

このバランスが崩れると、しだいに感情が無くなっていくのだ。
感情が無くなるとどうなるか?適応障害、鬱病と進行し…。
そして最期は、無になる。

だいぶ前にCMやってましたが、言っていることは同じです。
・子供は1日にたくさん笑う。
・大人はめったに笑わない…。
※極論ですが、間違った方向に行った時のニュアンスは同じだ。


悪い方向に進んだ場合、生きていても楽しさも感じない。
しだいに何が楽しいのか解らなくなる。
生きている実感も無い。何も解らない。
自分が生きているか確認するため、リストカットしてみる…。
更には生きている理由が分からなくなり、飛び降りて…。


感情の崩壊は、生命の崩壊へと繋がる。
肉体は医学的根拠があって生きてますよね?

それと同じく、感情も生きています。
例えが悪いですが、交通事故で脳を損傷し、植物人間になったとします。
どうでしょうか? 感情は生きていますか? 管から栄養を採取しています。
寝たきりです。喜怒哀楽はありません。そこにはただ、呼吸という生命活動がある。

※別に脅しているのではなく、その理屈(メカニズムと言うか、カラクリと言うか)を
知識として蓄えてほしいのだ。


気丈に振る舞うことの危険性

辛くて悲しい時、人はどのように感情を表現するだろうか?
普通の人なら『泣き叫ぶ』のではないだろうか。辛いし、悲しいのだから。

これを表現したくても出来なかった。出来る環境ではなかった場合はどうだろう。
例えば、自分は夫で、妻が不慮の事故で死んでしまったとする。子供はまだ幼い。
その時の行動パターンは、自分に素直に『泣き叫ぶ』か、幼い子供に心配させないように
『自分の感情を抑え込む』のではないだろうか?

その場はそれが、大人としての正解かも知れない。
ただそれとは別で、後日しっかりとお別れする機会を設ける必要がある。
自分の心が納得するように感情を解放し、心のわだかまりにもお別れさせる必要があるのだ。
※別にオカルト系の話をしているわけではありませんよ?心理学のジャンルです。

感情とは生き物なんです。
精神(心)は生きています。
動物は、肉体だけで生きているわけではない。
感情も一瞬だけなら抑え込めるが、長期間にわたって抑えると死んでしまうのだ。
肉体は利用しないと退化します。簡単に言えば、筋力が低下する。
精神は利用しないと機能しなくなります。感情という心が低下する。

心が納得していない。
モヤモヤが溜まっている状態で、何年も押さえ込むと狂いが生じる。
自分を抑え込んだ結果、自分が無くなるのだ。

笑いながら、家族が死んだんだよ。と言う。家族が死んだら、とても哀しいことだ。
異常だ。感情が崩壊している。
哀しい=喜びや楽しいではない。


喜怒哀楽は生きている。
だから、長期間は押し殺してはいけない。
何でも無理をすれば、必ず代償を払うことになるからだ。



自分に素直になる

素直さを忘れてはいけないし、押さえつけてもいけない。
嫌なことは嫌だし、楽しいことは楽しい。
それは大人だとか、子供だとか、そういうことを言うのではないのだ。
(大人は我慢を強いられることが多い。その積み重ねが日常の楽しみ方を奪うのだ。)

素直とは、自分に正直であることだ。
自分には自分の感性がある。
それを忘れてしまうのが、自分を見失うということ。


その場の空気に合わせたり、周囲に同調したりする。
角を立たせないために、それは仕方のないことかも知れません。
ただ、それはその時だけにしよう。

自分のプライベートは自分のものだ。
その時には、自分を取り戻すことだ。
つまり、リフレッシュである。

自分に素直に正直に。
法に触れない限り、自分の感情を大切にするべきだ。
他人の感性で生きてはいけない。
そうしないと、喜怒哀楽が弱っていくからだ。

押さえ込んだ感情は、どこかで必ず解放しよう。


適性を見極める

例えると、職種によって雰囲気(空気感)がありますよね?
営業職のままで、設計職はできません。
同じく、設計職のままで営業職は不可能なんですよ。

事務職の雰囲気。
営業系の雰囲気。
土木作業員の雰囲気。
設計などの専門職の雰囲気。

どれも同じような雰囲気になる。
それは、その仕事環境に精神を寄せていく必要があるからだ。
仕事によっては、まるで別人になってしまう人もいます。
以前はあんな人じゃなかったのに…。感情(性格)が変わってしまう。
日々、自分の余裕を蝕まれるような働き方も同じです。

自分を見失ってはいけない。


仕事によって、自分の感情が振り回されるようなら注意が必要です。
ストレスや悩みに繋がるようなら、不向きかも知れません。

特に精神的にキツいと思われるのは『苦情処理係』です。
コールセンターなんかもそうですが、朝から叱責されて毎日ひたすら謝る。
これは、親身になって話を聞く人は向いていないです。喜怒哀楽が崩壊します。
毎日が哀しかったら、楽しいですかね?

ここに限らず、毎日落ち込んでいるようなら考え直すのもありかと。
そんなんじゃ人生もったいない。体壊す前に、今後の戦略を考えましょう。
参考までに→スローライフ生活






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