覚えておきたい法則

正しい思考法の築き方を学ぶ


 定番の法則ではあるんだが、
これらの法則を知っておくと、気持ちが楽になる時があります。
法則ってあくまでも現象と現象の関係性を言いますが、占いじゃないんで信憑性があるわけよ。
そんなわけで簡単に書いていきますが、詳細を知りたい方は詳しく調べてくださいね。

●カール・ロジャーズの人間関係2:7:1の法則
 人間関係に疲弊している人は参考にしてください。
こちらは、人間関係における経験則を言っています。
要点を言い換えれば、世の中の全員に好かれる事はできないという法則なんです。
なので、他人という人間ごときを、そんなに気にかける必要性はないってこと。
2人は気の合う人 
・7人はどちらでもない人 
1人は気が合わない人 

 これが現実と覚えましょう。実際に思い返せば、そんなもんじゃないですか。
世の人間全員に好かれようと努力しても、苦労と時間の無駄だということです。
自分が嫌いなタイプとは、仲良くなれないってことじゃない?
※ズル賢く言えば、貴方はその先の何を得ようとしていますかってことかな?
この人とは、この先も上手くやっていかなければならないと感じられるかどうかだ。

 又、カール・ロジャーズの人間関係論があり、
より良い人間関係を築くためには下記が必要とされています。
・自己受容:自分自身をあるがままに受け入れること。
他者の意見や感情も受け入れやすくなり、より良い人間関係を築けるようになる。
共感的理解:他者の感情や視点を理解し、共感すること。
相手の立場に立って、相手の気持ちを理解しようと努めることで、信頼関係を築く基盤となる。
・無条件の肯定的関心:相手を評価せずに、そのままの状態で受け入れること。
良い悪い、好き嫌いの評価をせずに相手の存在を尊重する。相手は安心して本音を話せるようになる。

 簡単に言えば、
相手だけでなく、自分自身にも真摯に率直で正直な態度で接すること。
相手の話(言葉)だけでなく、感情やその背景にも関心を持つこと。
これらを実践することで、相互の信頼関係が深まり、より人間関係を築くことができる。
人間と上手くやっていきたいなら、何だか当たり前のことのように聞こえませんかね?

●パレートの282の法則】
 パレートの法則は、
2割の要素が全体の8割を生み出しているという、バラツキの状態を示しています。
「20:80の法則」や「パレート分布」などとして、
同じような意味合いを持って使われることがあります。

 面白い事に、これは理論ではなく経験則なのです。
・ソフトウエアを利用する8割は、全体の2割の機能しか使わない
・商品のサイトは2割のページに、全体の8割のアクセスが集中する
・売上げの8割は、全体の2割の顧客で占める
・勤務時間の2割で、その日のアウトプットの8割を占める
・売上げの8割は、全体の2割の製品で占める
こんなもの程度に覚えておけばよいかと。なんでも完璧はあり得ないという感じで。
あれぇ? 先ほど書いた上記にもあった通りで、基本的に2割あれば十分なんじゃないの?

 比率が少し違いますが、アリの巣で例えた場合。
みんな働きアリで観察した場合の話です。観察すると、実際に次の通りになるらしい。
※ちなみに働きバチのコミュニティ(組織体制)も同じらしいですよ。

・とっても働くアリ:2割
・普通には働くアリ:6割
全く働かないアリ:2割

 そこで、全く働かないアリの2割を取り出します。

しかし、面白い事に全く同じように【2・6・2に分かれるそうです。

 アリの巣は人間社会に例えられることが多いです。
組織がピラミッド構造になっていて、役割分担も明確。
何だか説得力がありますね。これが人間社会の現実なのでしょう‼︎
※ズル賢く言えば、今後の貴方はどのポジションを狙っていますかってことかね?

マズローの六段階欲求の法則
 とっても有名な心理学理論ですね。
ダメジローもこの法則を推します。だってね、これが人間という動物の心理を突いているから。
人間の欲求は、無意識に階層別になっているとの説です。
これはピラミット型になっていて、底辺から順番に書くと下記になります。
その階層の欲求をクリアしなければ、次の階層には向かわないと謳われています。
※自身の経験則を基にすれば、恐ろしいほどに納得できるんですよ。

低度の欲求

 ↓生理的欲求(本能の部分。食欲、睡眠欲、性欲)

 ↓安全の欲求(身の危険が無い部分。住居、収入、健康)

 ↓社会的欲求(社会との繋がり部分。組織、地域、集団)

 ↓承認欲求(自分を認められたい部分。努力、頑張り、評価)

 ↓自己実現の欲求(自分でありたい部分。夢、思想、信念)

 ↓自己超越の欲求(自分の外の部分。世界情勢、戦争、環境問題)

高度の欲求

 ヒーロータイプが自己実現の欲求に到達したら注意が必要です。
ヒーローは承認欲求まではガンガン切り開く力を持っています。

 特に立場ある人、責任感の強い人、真面目な人はこの先が危険な領域になる。
ここで感じた挫折や葛藤が自分を追い詰めます。
自分で頑張り過ぎなんだよ。そんな人はこの世にヒーローだけ。なんでそんなに真面目なん?
これ以上背負いきれませんから、背負っているものを整理して捨てる。
特に生活や金銭で困っているわけではなく、自分と向き合い葛藤している場合です。

 なぜこんなに頑張る必要があるのか? なぜ働いているのか? 
あまり深く考えすぎると危険です。 
色々と背負い過ぎて、自分で支えきれなくなっているのです。
今すぐ捨てるものを整理しましょう。
それは仕事かも知れませんし、責任かもしれません。(無駄にね)

自分で解決できないなら、他者に助けを求めて下さい。
もう、それしか無いよ?




◎人生を左右するのは思考だけ

 自分も人生もしかり、自分らしくというのは、心のあり方が全てを決めています。
自分の心が何をするのか指示を出していて、体という物質はそれに従うだけですね?

 ●例えるなら幸福論
幸福こそが人生の目的と言えば、少々大袈裟さも知れない。
でも、幸せに生きられたらいいな。とは、誰だって思いますよね?
一般的に、三大幸福論と呼ばれる幸福についての有名な本があります。
・ヒルティの『幸福論』(1891年)
・アランの『幸福論』(1925年)
・ラッセルの『幸福論』(1930年)


 例を挙げると、次の記載があります。
・幸福になろうとしないと幸福にはなれない。
・そして、それは心と体の使い方で決まる。
・気分というものはいつも悪いものである。

ん〜、哲学ってやつですかい?

ポイント
要するに、
自分で『幸せになるための努力』が必要だということ。
・『不機嫌を作っているのは』自分なのだということ。
・『幸せになりたい』という願いだけでは、決して幸せは訪れないということ。
・感情や結果に心を乱し、振り回されていては幸せにはなれないということ。
結局のところは、要するに全て自分で決めているってことだよね。

 …そうは言っても、私もあなたも人間ですよ。
人間は完璧ではありません。感情の動物なもんで、心が不安定な時もあります。
時には喜怒哀楽が爆発する時もあるでしょう。
そんな時は、別にありのままの自分を表現すればいいじゃないですか?
それが貴方(自分)という生き物ですよね?

 つまり自分を知り、自分を上手にコントロールする術を磨いていく意識が重要なんです。
いつでもどんな時でも理想の大人である必要はありません。そうじゃないとロボットなんで…。
その良し悪しが判断できて、それが爆発する時っていうのは、そりゃ周囲も理解しますよ。

 例えば、貴方が人前で取り乱したとする。
貴方が普段から、人としてのあるべき姿を持ち合わせていれば、他人は貴方を否定しません。
人間だからそんな時もあるだろうと、貴方をそっと受け止めてくれるはずです。

 まずは焦らず、気を張らず、
自分を楽しませる方法、自分が心地よいと感じるものは何か? 
を自分と向き合いながら理解していけばよいでしょう。
※すぐには判らないかもしれませんが…。
別に急ぐ必要もないし、そのうち自分の心にゆとりを持たせれば何となく判ってきますよ。

そして、自分を楽しませる、自分を幸せにするという意識を決して忘れないことです。

◉自分の人生を生きる

 自分の人生を生きなければ、生きづらさが生まれてきます。
その生きづらさは、自分自身ではなく、自分の外的要因が影響していないでしょうか?

 つまり、自分の考え『選択・判断・行動』をすればよいのです。
そして、『選択・判断・行動』の責任を、自分で負えばよいということ。
違う言い方をすれば、他人の『選択・判断・行動』を貴方が負う必要はありません。
他人の『選択・判断・行動』の責任を、貴方が負う必要もないということです。

  自分の人生を生きるために、正しい考え方を育んで頂きたい

 ※仕事の場合は貴方が社長でもない限り、自分の考えだけでは押し通せません。
これはダメジローサイトの『本音と建前の日本社会』で少し触れています。
なので社会や仕事に対して、適応障害になる人もいます。
理想と現実は相反するものなので、夢を妄想をする前に、まずは現実を見ること。
適応能力の低いアダルトチルドレンは、割り切りや諦めも受け入れ、
上手に線引きすることで自分をコントロールして下さい。
それはわざわざ口に出さなくても、誰もがやっていることなのです。

 自分の考え方のズレを修正していくか、どうしても職場や環境に適応できないのであれば、
その場から離れるしか選択肢はありません。ただし、成長があるのは前者です。
自分の人生を生きないと、いずれ生きづらさを感じる時が訪れる。
自分の生き方を築けば、そう簡単に生きづらさは生まれないものです。

 自分以外の、外部ために頑張り続けると、人間は生きづらさを感じるもの。
独身なら考え方ひとつで、今すぐに生き方を改善できます。
家庭も職責もある場合、自身を含めた環境をコントロールする術を、
身につけていかなくてはならないでしょう。

 その場だけならまだいいが、それが永遠と続く状態になると徐々に追い込まれていく。
仕事とプライベートは線引きできていますか? 仕事とは、お金であり報酬です。
よく、趣味や好きなことが仕事に出来たらいいと言いますが、本質を見誤ってはダメです。

 なので、自分を見失わないように、自分を大切にする習慣を取り入れ、癖にするとよい。
癖というのは、悪い習慣という意味で表現されることが多いです。
ですがそれを、良い意味で自分の癖にできれば、この先は貴方の強みになります。



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