うちに秘めたヒーローが限界のとき

正しい思考法の築き方を学ぶ

 この領域に入ってくる人というのは、基本的に真面目な人ですね。
この記事では、貴方がヒーローだとして、自己実現の欲求に達した時のことを言っています。
※ヒーローが限界点に達した時の傾向が強いんで。

 その真面目というモノは他者から植え付けられたものであり、本来自分の個性として
持ち合わせている本心ではありません。それを自分で正しく認識できていないだけだと思う。
動物が身の危険を感じた時、それこそ真面目に対処するのは子孫を守る時だけですよね?

 まずは何が問題で、何が限界なのかを明確にすることです。
積み重なった我慢が破滅の時を迎えています。
それが、会社なのか、人間関係なのか、家庭にあるのか、自分自身の問題なのか? 
どこかに、自分の葛藤が隠れています。それは、自分の価値観かも知れません。

 ヒーローが急激に『生きづらさ』を抱えるのは、ほとんどが自己実現の欲求段階です。
行動力のあるヒーローは冷静さを失ってはいけません。その行動力を抑えて下さい。
自分の心の叫びが何なのか? しっかりと自分自身に問いかけてあげる必要があります。
自分の魂は何に対して、どのような本音(自分の考え)を叫ぼうとしているのか…。

ポイント
 精神的に追い込まれた状況の中で、何を残して何を捨てるるのか? 選択と判断の時。
私からのアドバイスは、自分はどうしたいのか?これだけです。
徹底的に、自分の心(気持ち、本心)と向き合ってください。
※他人(親も含めて)に聞いてもらうのは、あくまで自分を冷静にさせるためのアドバイス。

第3者の客観的な見解は重要である。そして、何よりも大切なのは自分の本音だ。

 自分はどうしたいのか?
それ以外の選択と判断では不正解になる危険が高いです。
今までも自分ではなく、相手基準で生きてきた。
相手の求める結果や、会社の求める利益など、自分以外のために生きてきた。
とうとう、それらが自分の限界を迎え、生命の叫びになっています。
※自分の意思を殺し続けるストレスというのは、相当強力な負担になります。

自分では無い喪失感。働き蟻やロボットのように感じる。
この世に、人間として生まれた意味や意義を問う。
ここまでくれば、そろそろ精神が危険領域に突入しています。

 いいですか?
自分に関係無いものは捨てもよいのです。

それが仕事だとして、次でやり直せるなら良いじゃないですか。
それが親の期待だとしても、貴方がその期待に応える義務はありません。

 何かを捨てる(整理する)のは、一時的にストレスとして更に負担が増えますが、
その後は捨てた分だけ余裕が生まれてきます。自分の人生を、どのように生きていきたいのか?
他人のことはどうでもいいのです。自分を貫いて下さい。自分の行動には責任をとる。
そして、自分の人生に納得して欲しい。正しい思考とは、自分を守ること。

※道徳論を除外すれば、親はどうでもいいのだ。親は貴方ではない別の人間です。
アダルトチルドレンは、毒親との距離を遠ざけた方が利点が多いでしょうね。

これは冷静に考えて、客観的にも医学的にもそうなるんじゃないか?

それでも悩んでいる人向け
 ここで極論を書きます。
もう一度言いますが、自分に関係ないものは、何でもかんでも、全て捨ててもよいのです。
例えば、交通事故を起こしたとします。
道路交通法では、救護義務がありますので、救護せずにその場から離れたら逮捕となる。
これは貴女が交通事故に関わっている(当事者だ)からだよね。

 それでは、住居が火災になり、逃げ遅れた家族がいるが、自分だけ逃げたとします。
これは逮捕にはなりません。それはね、貴女が故意に火災に関わったという証拠が必要になるからさ。
要は道徳という、価値観の話だけになります。これは義務ではありません。
あくまで家族の命を助ける。そうあって欲しい、そうありたいという世間の願望に過ぎません。
そのような、人命救助活動が正しいと言った、国家の洗脳教育とも言えるでしょう。
そりゃ〜誰だってさ、家族は助けたいよね。助けられればの話だけなんだよ。

 太平洋戦争時代も、阪神淡路大震災でも、東日本大震災でも、
家の下敷きになったり、火災や津波で沢山の人が亡くなりましたよね?
もちろん助けられる命には手を差し伸べたことは想像に易いんだけど…。

 でもね、現実は『助けて‼︎』という悲鳴が聞こえても、自分が生きるために、
他者の犠牲を受け入れたということですよ? 
目の前が濁流で、どうやって泳げば人を助けることができる?
目の前が火の海で、自分だって焼け死ぬのにどうやって救出に向かうのさ?
ナイフ持った人が目の前で暴れてて、何で素手で戦えると思うのさ?
これは全ての事件や事故にも同じことが言えますが、助けられる余裕があるから助けるのです。
そこを真面目さや正義感で見誤ると、自滅してしまうのです。ニュースでやってるよね?
いいですか? 残念ながらそこで自滅しているのは、正義感を見誤ったヒーローなんですよ。
勘違いしないでください。ドラマの正義を美化し過ぎだ。自分の実力を見誤らないでください。
あたなは何処にでもいる、ヒーローでも何でもないただの一般的な人間なんですから…。

 自身の正義感に応えられないと苦痛ですか? 
それは自分の内面思考からくるものなの? それとも第三者の視線が気になっているの?
どうしても周囲の目が気になるなら、どこか遠くに引っ越せばいいだけじゃないか。
そもそも他人の価値観を気にする必要などないのです。
その他人は当事者でもなく、責任も取らず、自分の価値観で正義を語っているだけです。
他人にとやかく言われる筋合いもないし、そもそも実体験の辛さは死ぬまで自分の心に残ります。
物事の善し悪しは、法律以外は他人の目ではなく、自己の価値観ということだ。
無駄な十字架を背負うこともやめましょう。

 極論の話なので、人の道を外れてもいいとかいう話ではなく、
極限状態では、理想や頑張りだけでは結局は何も背負えない。という例えです。



◉ヒーローは、ホドホドを忘れてはいけない

 社会で生き抜くためには、自己スキルが重要になってくる。
自分を磨き、その努力は、生きる術を身に付けていきます。

 現実的にはそうなのですが、常に自分の限界を超えていては、いつか躓く時がきます。
世の中というは何に対しても、上を見ても下を見てもキリがありません。
自由・時間・お金というのは常にトライアングル関係になるのさ。そりゃ、当たり前の関係性だよ‼︎
この前テレビで若者アンケートやってましたが、上記の3点セットは常に上位にランキングするよね。
それは家柄、生活水準、仕事の職種や職責、肩書きや年間休日もそうです。
隣の芝生は青く見えるものです。外部要因を対比(格差を見ても)しても時間の無駄なのです。
最終的には、自分を追い込むことも同じことです。
※医師はバチくそ忙しいんだぞ? そのぶんお金はある。でも、自分の時間はないのよ?
お金持ちになりたいから医者を目指すなら、やめといた方がいいです。
そんな程度の心意気なら、道半ばで挫折するよ。

ポイント
 仕事や私生活で頑張る事にもキリがない。
真面目がとりえというのは、非常に危険だ。

 なので、自分は何のために、自分は何が目的で頑張る必要があるのか?
を明確にした方がよいです。それが、自分が頑張る意義だからです。
その意義がないから、葛藤が積もり、ストレスが肥大して疲弊していく。
頑張る必要があるものと、頑張らなくてもいいものを、

しっかりと分けるように意識しましょう。
特に他人(会社)のために頑張っていては、足元も見えずに無駄に疲弊してしまう。

 例えば、
・アスリートは自分が試合に勝つ事が目的なので、自分の肉体と精神を鍛える。
もちろん、試合に勝つための鍛え方。
プロのアスリートであれば、仕事は試合、練習、自己管理になるでしょう。
私生活はサポートしてくれる人達がいます。自分と周囲でやることを分けていますね。

・一般人は生活するために仕事をします。
残業や休日出勤もある。私生活や自己管理は会社を出てからの話。
そこから身の回りのことや、家族のことなど、やらなくてはならないことが沢山あります。
だからこそ、やる事はやる、やらない事はやらない。
というようにメリハリを付けなくてはいけません。
全てを一人で完璧にこなすには負担が大きいのです。
常に走り続けるのではなく、自身をコントロールしなくてはなりません。
ちなみにダメジローは仕事に熱が入りやすいタイプ。
なので周囲よりも熱くなりそうな時は、手を抜け!と自分に言い聞かせます。

 自分で自分を、限界まで追い込む習慣を予防するのです。
自分を追い込む癖が残っていますが、日常に精神的な余裕があるのか? である程度判断します。
周囲への当たりがキツくなってくれば、余裕は無くなっています。これは貴方にも分かるでしょう?
(100%の能力を使用せず、余裕を残しておく必要があるということ)

 本格的に、精神的に弱る前兆として、脱力感、無気力、何のために生きているのか?
誰のために仕事をしているのか? という思考や、著しいモチベーションの低下などがあります。
自分の頑張りが無駄と感じるような出来事があったりすると、急にスイッチが入りやすい。
ここまでくると、そろそろ危険です。ラストチャンスが近づいています。
不要なものを捨てる判断・決断をして下さい。今ならまだ間に合います。
あなたが今まで築いてきた、生きる術があれば、ゼロからでもやり直すことができます。
※ただし、安全欲求も満たし、資本の余裕も無いと、この領域には達しないはずだ。
心理学の通り、自分が無駄な苦労をしているというのを、自分で理解しているからなのです。

 食事はわざわざ作らなくても、コンビニに行けば手に入ります。
スーパーのお惣菜でもいいでしょう。洗濯は休みの日にやるか、家族に頼めば済みます。
疲れを感じたら、体を休ませるのは当たり前の事です。
調子が悪いのに、無理して出社する必要はないのです。
貴方に何かあっても、会社は100%責任とりませんよ? 
自分は、自分で守るのが基本中の基本です。

 しかし、最初は覚えていても、じんわりと、
ゆっくりと追い詰められていくと最初の『ホドホドの教え』を忘れてしまう。
仕事ができる人は集中力が災いし、最後は一点集中になりやすいです。
ココには最大の注意をしてほしい。手を抜くことも意識する。それも正しい思考だ。

 例えば仕事を頑張るとして、
重要なのは自分の立場で『その場その時』に的確に対応する適応能力です。
その能力を持ち合わせていれば、それ以上に必要な能力などありません。
のらりくらりでも、その場を乗り切れれば成り立つでしょ?

 つまり、それ以上に『頑張る意味』は何故ですか? 
それを自分で正しく理解していますか? 
出世を目指す理由は何ですか、その必要性はあるのか、何のために今以上のお金が必要なんですか?
仕事を頑張りすぎて疲弊する人は、だいたいココで躓いています。

 頑張る意味を教わってこなかった人、頑張るしか選択肢がない状況で育った人というのは、
周囲の期待に応える事で自分の価値を見出そうとします。
軍隊や会社からすれば素晴らしいコマですが、それは周囲と比較した対価に見合ってますかね?

 会社は『頑張れ』と言います。
TVドラマも主人公は『頑張って』いますね。
会社は利益という目的のためであり、TVドラマは主人公が頑張る理由があるからです。
ここを勘違いしてはいけません。経営者は労働者を利用して利益を出す仕組みです。

仕事とは、『結果に対する対価』です。それ以上の何物でもありません。
日本の美徳文化に流されず、アメリカンスタイルも取り入れましょう。(思考・考え方)

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