コレは定義が非常に難しい。
(ただ、法に接触するような事を、暗黙している会社なら良い会社とは言えない)
そもそも良い会社は入社してみないと判らないし、
自分の立場が変われば、見え方もそのうち変わってくるでしょう。
就職する前にじっくりと考えたいネタです。
それは、これから長年にわたり働くという、自身の仕事に対する人生観なので。
その人生観をしっかりと築き上げておかないと、途中でダメジローみたいになる。笑
自分の人生を、どのように修正し、納得して歩んでいくのか?
…なので、別に悪い事ではありませんが。
自分の人生の中で、重点をどこに置くかです。
要は、良い会社かどうかは自分が決める事だから。
利益率
会社の利益率が高いほど、従業員への還元率も高いはずだ。
逆に言えば、利益率が高い職種とは何か? を自分なりに考える必要がある。
結果的にコレが、給料という報酬になるわけ。
(そして会社の現金資産が多いほど、不況やトラブルに強いということになる)
不況や経営不振になった時、綺麗事は抜きにして雇用の維持はここで決まるのだ。
要するに利益率が高い→純資産が増えるという構図になっています。
(それには原価を抑える必要がある。加えて、内部保留金を貯めていれば。の話。)
社会は変動するので、業績も浮き沈みがある。
良い時もあれば、悪い時もある。
なので、できれば安定した利益率が欲しいわけだ。
そうすると、下記が定番となるわけです。
・公務員(国家の利益率=税金収入となり安定している)
・インフラ事業(生活必需品=電気・ガス・燃料・水道など)
コレ以外にも、衣食住やら、大手ゼネコンやら、医薬に医療に、車にやら無限にある。
(民間企業の場合は、経営能力によっての差が大きい)
ただ、民間企業の場合は利益率と働く人の負荷は比例する事が多いです。
※東証1部の、さらに年収トップの〇〇会社の負荷は異常だという業界のコトワザがある。
例えば、『〇〇会社は20代で家が立ち、30代で墓を買う』みたいな…。
サラリーマンで、20歳そこそこの平均年収2千万オーバーですからね。
コレはもう何十年も前から言われているが、エリートも楽じゃないんだな…。
お金とは、何かしらの価値を提供して報酬に変換されるわけだが、
単純に言えば【高付加価値商品か、設備投資や原材料が必要無い】ほど利益率は高い。
代表例ではプログラマー系です。SE系です。パソコン1台あればよい。
ニッチな言い方だとNCやPLCのプログラマーも抜き出るスキルがあればいけます。
ソフトウェアは必要だが、言語を操る系は個人スキルのみで利益が出る。
・スマホのゲームやスタンプ販売
・企業専用のソフトウェアの開発
・設備のプログラミング
・HP制作など
※薄利多売はニュアンスが少し異なるので省きます。
(もちろん損益分岐点はある)
・100円均一
・ファストファッション
・ファストフードなど
自分の好きな仕事ができる
自分が好きなことを仕事にするのは理想的なことだと思う。
仕事と趣味は別だと言う意見もありますが、ニュアンスはどうなんだろうか?
ダメジローの考えも、趣味を仕事にした方が良いとは思いません。
あくまで、自分が好きなことを、仕事として頑張るのは良いと思うのだ。
もう少し噛み砕いて言えば、
・自分がやりたい事(チャレンジしたいこと)ができる仕事は素晴らしい。
・自分がやりたいように、やれる仕事環境なら素晴らしい。
・自分を成長させられる仕事であるならば素晴らしい。
・自分が夢中になれる仕事は素晴らしい。
・自分の信念や生き様を表現できる(具現化できる)仕事は素晴らしい。
こんなニュアンスだと思っています。
『仕事=結果(責任)=報酬』である。
ここは押さえておくべきポイントだ。
逆に、
・好きな事(趣味など)を仕事にした場合、嫌いになったらどうする?
何があっても絶対に嫌いにならないのか? 死ぬまで好きでいられるのか?
そこにビジネスとしてのお金、時間、自由、環境、家庭、人間関係、設備投資、競合、
裏切り、破綻や破滅、時代の変化、全てを失う可能性など…。しっかりと考え抜いたのか?
いわゆる、趣味や好きなことが、ビジネスとして成り立つのか?
生活を築くという視点で捉えると、それをお金に変換しようとした途端に、
とても辛く苦しくなる場合が多い。それが現代でいうビジネスというもの。
収支報告書を見つめ、資金繰りを考え、税金の先払いや、法令対応もやらなくてはならない。
何か作ることが得意だとしたら、それは売らないとお金に変えられない。
そうすると市場調査から、集客、営業もこなさなくてはならなくなる。
そして自分の生活を支え、自分の生涯を全うするだけの価値を、常に世に提供できるのか? だ。
要は、ニュアンスだけなんだけどね…。
社会への貢献
そもそも企業には社会貢献が義務付けられており、それが無いと起業できません。
そうなんですけど、環境問題への取り組みなどは自分の価値観が影響する部分でしょうね。
企業の代表例で言えば、
・ISO 9001(品質マネジメントシステムに関する国際規格)
・ISO 14001(環境マネジメントシステムに関する国際規格)
品質と環境マネジメントは、どの会社も取り組んでいるのではないでしょうか?
これは会社が率先してというよりかは、企業の社会的な絶対条件と言えるからです。
この辺は定番となりますが、もちろんその会社によって必要な認証には違いがあります。
※認証を取得すれば、堂々と肩書きとして語る事ができるからだ。
日本で大切にしたい会社という本がありますね。
社内外にかかわらず、どれも人のために尽力しています。
(環境への取り組みも同じ事が言える)
従業員も会社の理念をよく理解しており、素晴らしい人達の集まりです。
お金ありきのビジネスではなく、確かに大切にしたいと思える会社ばかり。
働くとは何なのか? その原点の教科書みないな本です。
※その内容をパクって記事にしても、真のダメジローになるので気になる方は読んで下さい。
ここは自身の生き方と言うか、信念の部類に入るのではなかろうか?
・お金がある=必要なもの、欲しいものを手に入れやすい。
・自分の価値観を尊重する=お金では得られない、自分の価値(充実感)を得られる。
人や社会への貢献というのは、自身の働く意義を再認識させてくれるものかもしれません。
もちろん個人差はあると思いますが、心の中に情熱を持ち合わせている人が多い気がする。
そんなイメージがあります。
業界の優位性
特許や特殊分野で活躍する会社は強みを持っています。
航空、自動車、化学、製薬などは専門性が高く簡単には参入できない。
長い歴史があり、今までの開発データや研究データが蓄積されているからだ。
お金も人も設備も場所も、そして技術力も、急に揃える事はできません。
又、国と直結の機関は、仕事が無くなることはないでしょう。
そして個人ならパイロット、医者や弁護士などは専門性が高い職業として有名だ。
個人でその専門性(優位性)を手に入れるには、高度な資本と学力を要するのも事実です。
あくまで一般論であり、ニッチ産業でも極めれば特殊な領域に入ります。
なので、ここは大資本が入らないようなポジションを得ることが重要。
事実、世の中には細々と目立たず、でもしっかりと毎年利益を出す会社も沢山存在している。
あまり目立たない会社であることが多いですが、それは株式公開していない影響もあります。
つまり、上場していないので、会社の情報を世に不要に発信する必要もないのだ。
当たり前と言えば、当たり前のことですね。
逆に容易に参入可能なのは飲食系になります。
・設備投資は店舗くらいです。(個人店の場合)
・スタッフは基本的にバイトです。(特殊技能や技術は不要)
・料理やレシピに正解はありません。(その判断はお客さんが決める)
参入障壁が低いため、軌道に乗るとすぐに競合が現れます。
なので、そこで生き残れるだけの【強み】が無いと、数年で撤退を余儀なくされる。
また、流行りや季節の影響も受けやすく、老舗になるまで続くのは一握りと言えるでしょう。
従業員を大切にする
従業員を大切にするとは言っても、その会社によって取り組みは様々でしょう。
そこでもう少し中身を見ていきます。
『言うは易く、行うは難し』
であることから、従業員を大切にしますよ‼︎ 大切にしてますよ‼︎
ってアピールだけじゃなく、それをどういう形で還元するのか? である。
そうすると、給料、勤務形態、年間休日、休暇、福利厚生などになるわけで。
代休と休暇の取得率、週休制度、冠婚葬祭、就業規則、利益還元の特別賞与など。
・基本給に含まれる手当はどこまでか?
・賞与の回数と金額は?
・昇給制度はどうなっているのか? 役職が変わらなくても毎年ベースUPはあるのか?
・変則勤務の形態になるのか? その場合は法令以上の手当が付くのか?
・月の残業時間や休出の有無はどうなっているのか? 休みは確保できるのか? 36協定は?
・年間休日日数は何日か? 有給休暇の取得率はどうか? 離職率はどうだろうか?
・福利厚生施設はあるのか? 又は福利厚生制度を利用できるのか?
※特別賞与というのは、利益を従業員に還元します‼︎ っていう会社の心意気みたいなもの。
なので一般的な会社では、無いと思って間違いないでしょう。上場している大企業では特に稀だ。
でもね、世の中には過剰利益が出たら特別賞与を出します‼︎ って会社も沢山あるんだよ。
特に基本給で言えば、手当の厚さは大企業の方が強いです。
やはりお金持ってるんで、色々とお金をかけられる。
(賞与や退職金に差が出る)
本当に従業員を大切にする会社は、その家族も大切にします。
そこには中小も、大企業の差も関係ありません。
その会社の色というか、会社そのものの風土と言えるでしょうか。
(起業者の経営理念と言うか)
その理念が下まで浸透するかどうかは、今の経営層の熱量で決まりますね。
一般論でダメな会社はコチラ→ブラック企業とは
人間関係が良い
個人の性格もあるが、組織風土の影響が大きいと思う。
一般的にチームで動く職場は、人間関係は良い方です。
コレをスポーツで例えると、野球やサッカーチームをイメージすればわかりやすいでしょうか?
なので個々の個性が強く見えていても、一線は越えない関係性を保っている場合が多い。
チームプレーとは皆んなで結果を出すものです。
ただ、仲良しこよしの草野球チームになると危険です。
プロ野球ではなく、趣味の草野球チームは仕事の質が低下するものだ。(実際に経験済み)
一方で、個人プレーの職場なら、結果は個人で出すものです。
なので他人が困ってようが、自分には関係無いという空気感があります。
一見すると厳しそうですが、これはこれで良い面もあり、個人スキルは伸びやすい傾向にある。
競争力というストレスがあるため、負けたくないというエネルギーが生まれるのだ。
ただし、いつか見返してやるというような、強いメンタルが求められる。
他人との競争が嫌い、争いが嫌いという人だと、苦しさを覚えるのも事実だ。
結局チームだろうが個人だろうが、組織として機能させる必要があります。
その重要性を理解している会社かどうか? で組織風土は決まります。
・チームも個人も、結果という責任があるからだ。
又、男女比率でも違いがでてくる。
経験上は女性が多い職場では、派閥別れする確率が高くなり、
その場その場での立ち振る舞いスキルが必要になるかも知れませんね。
(全てとは言い切れませんが、特に女性の中から責任を負う人を選ぶのは非常に難しい)
※もしこの記事をご覧になっている方が女性であり、今の職場は女性が多いとする。
派閥やら些細な事でのイジメがあったり、気疲れしてしょうがないとする。
であるならば、早い段階で男性が多い職場へ移動、又は転職すると楽になりますよ。
逆の男性職場の場合、単純であるがゆえ、上記のような気疲れは発生しない。
それは男性の方が、序列に対してシビアであり、ストレートだからです。
ただしトップがジャイアンタイプだと、周囲はそれなりに苦労します。
注意しないと、会社のルールがジャイアンの考えになりかねないのだ。
まぁ、俗に言う【男は縦、女は横】ってやつですね。
そして忙しい職場、対人メインの職場、個人で考える職場、それぞれの色がでる。
なのでその『会社+職場+職種』によっても、人間関係には違いがでるものです。
まとめ
サラリーマンであるならば、全ては手に入らないと言っても過言ではない。
(語弊の無いように言えば、起業家や資本家、フリーランス、首相だって同じ事が言える)
つまり誰でも、理想の全ては手に入らないものなのだ。
なので、そのなかでも自分は何に重きを置くのかである。
自分の譲れない事を出来るだけ明確にしておいた方がよい。
結論は私生活と同じで、仕事もバランスだと思っています。
特に雇われは、上を見ても下を見てもキリがないんで、譲れないポイントを押さえる。
それがダメジローが考える、仕事に対する人生観です。
あとは『お金・時間・自由』のバランスで選択するのが無難だろうか。
全てを手に入れるのは、とても敷居が高いことなので。
※あくまで参考程度に。
頭と体を使うのもバランスだ。
なので自己成長するための負荷なら、多少は我慢して乗り越えることをお勧めしたい。
仕事が自分を成長させてくれると言っても過言ではないから。
(寝る時間以外は、仕事をしている時間が圧倒的に長いので)
この積み重ねは、歳を取るにつれて人間力として差が出てきます。
その差とは、自分基準では仕事というものは成り立たないものだからだ。
※言い方は悪いが、人間力の低い人がいますよね。それは、1点集中思考の人です。
本当に人間?ってくらい融通がきかない、話が噛み合わない、適応能力が無い、
理解できない、自己中心的、空気を一切読めないなど。
その辺も、仕事のレベルで決まってくるように思えてならないのだ。
仕事のレベルと人間力には、関係性があると感じている。
人間力が低いと、知力の低いとても残念な動物にしか見えない。
スーパーの駐車場で揉めていたり、並んでいる順番を無視したり、ぶつかったとかどうとか?
たまに子供にも注意されてますよね…。
利益というのは、企業の存続には不可欠なものです。
それに加えて、自分のやりたい仕事をするのが個人の理想だ。
自身の仕事に対する情熱も、少なからず必要だと思う。
それなりに業界の優位性があり、それが社会貢献に繋がるならなお良いでしょう。
お金、自由、時間、働きがい、働く意義、人生の目的…。
ただし、全ては手に入らないと思っていた方がよい。
そこで重要なのは、やはりバランスだと思うんだ。
自分に必要な人生を、自分にに必要な会社を、自分で見極めること。
頑張るものと、ほどほどにやるもの、頑張らないもの。
それらをしっかりと区別できるようにならなくてはならない。
他人や会社からの要求に全て完璧に応える必要はないのだ。
それでもまだ余裕があるならいいが、世間の理想(自分以外の外部要因)を真に受けて、
自分を押し殺して生きていると、疲弊するタイミングが必ず訪れます。
自分の人生を生きるとは、
それらを自分なりに吸収、解釈し、自分で判断(行動)するということだ。
全て完璧にこなす、全て手を抜くでは、どちらも身を滅ぼすことになる。
実際には無限にある中間というゴールに対して、どのように着地するのか?だ。
この中間点に着目する視野を、いかに広げる事ができるかがカギになると思っています。