自分の市場価値とは何だろうか?
日本は個人事業主が極端に少ないと言われていますね。
ただ時代の流れもあるので、これから変わっていくだろうとは思います。
自営もしくは起業する以外、就職か転職がほとんどでしょう。
現時点での、それぞれの優位性と現実的な部分を簡単に説明します。
就職市場
社会に出る際、学歴でスタートラインが違うのはご存知の通りだ。
学歴がものを言うし、新卒カードを持っていればなお良い。文系か理数系で職種が分かれる。
よって、就職市場で有利なのは東大卒の新卒とでも言えば解りやすいでしょうか?
逆に中卒の年配者だど就職は不利という事になります。もちろん仕事にもよるわけだが…。
企業から見れば、無限の可能性を秘めたポテンシャル人材が欲しいのだ。
そのベースとして、若くて健康で、思考の偏もない、賢い人材が欲しい。
そしてここからが問題で、そのスタート地点にはどんな価値があり、自分の人生に於いて
どのような見返りがあるのか?自分が人生に求めるものは何か?
をしっかりと考えておかなければならない。
最初から転職を考えて就職する人は稀であり、ほとんどの人は定年まで働くつもりで就職する。
もちろんそのプランが完璧なものだとしても、途中での修正は免れないものです。
なので、就職する前にある程度の人生観を持っていることが望ましいのだ。
現実的にはかなり難しいんだけど…。
※生活環境も変化するから。独身か既婚、子供の有無でも違うし、歳も取るし、立場も変わる。
第一条件として、まずは自分が好きな仕事が良い。(そのうち好きになる人もいる)
そうでなければ、仕事=苦痛という思考になるからだ。
多少は間違いではないが、永遠と苦痛を背負って働くのは非常にしんどいし、
定年まで毎日が苦痛なら、人生損しているとしか言いようがない。
自分で考え抜いて納得したなら良いが、周囲の評判や価値観を背負っている場合は必ず失敗する。
(離職を失敗と思わなければ特に問題ではない。最大の失敗は自殺と言っておきます。)
東証一部上場企業という、日本のトップ会社でもポツポツとニュースになっているのは、
その失敗からきているからだ。簡単に言えば、生涯年収は普通の会社に勤めるよりも高額。
その代償として諦めなくてはならないものもあり、一般的には時間と自由が当てはまる。
人間らしく、自分らしくという、当たり前の自由の選択は困難になる。
お金のため、仕事のためという生き方を選択すると、上記のような弊害も生まれる。
※あくまでも日本社会の現時点での話です。会社の裏はこんなに腐ってるのか?
なぜこんな会社のために働いてきたのか?こんな筈ではなかった…。順風満帆からの挫折。
キリがない話ですが、会社アルアルですね。
人生においてお金は悩みの種だが、お金に困らなくなったら、次の悩みは何だと思いますか?
転職市場
自分が転職に求めるものは何か?になる。
・倒産。
・年収UP。
・仕事のやりがい。
・人間関係。
・ワークライフバランス。
・etc.
転職市場では難易度の高い資格を持っていれば武器になるが、年齢とともに転職市場での効果は薄れる。もちろん即戦力としての採用がメインであり、そのスキルは登用期間内で判断されます。即戦力としての実力がないと少し厳しい。(中途の場合、実力以上に有効なものは無いでしょう。その意味は、新天地で友達も同期も居ない中、周囲からの信頼を得て、自己ポジションを確率するのは実力のみだからだ。外から来た他人だよね?あいつ何かできんの?周囲はそのように見ていますよ。)
ただ、経験上は『ウチに無いものを出して欲しい、新しく風を吹かせたい』とよく言うのだが、
実際は人事担当者の社交辞令であり、お決まりの台詞だ。自身にスキルがあり、その改革が実際に可能だとしても、組織改革は怖くてできない会社が殆どだ。
なので実際に改革することはまず無い。逆に波風立てないで欲しいという空気を出してくるくらいだ。なので、会社が想定している普通より、もうちょっと良い人材が欲しいということ。
もともとイノベーション思考を持っている会社なら、組織のバランスが崩れることはないです。
これは経営層の能力で100%決まる。
中高年で資格やスキルがあったとしても、固定費もそのぶん高くなるし、年配者は余計な知識もあるので扱いづらい。なのでその年齢を越えると採用は見送るのが普通。
それでも企業にメリットがあるのは、企業再建などの緊急事態くらいでしょう。
それ以外の場合は個人で独立し、その資格とスキルを活かすことになる。
又、転職アルアルとしては『こんな筈ではなかった』というのがお決まりでしょうか。
自身の経験やスキルがあれば、人間関係や仕事上のトラブルは回避できるし任務遂行も問題ない。
問題は、自分が思っていた活躍ができない。仕事でのやりがいを得られない。の方が大きい。
どんな仕事や職場でも、その場の課題は必ずある。これは致し方ないことだ。
転職を考えているなら、近々でハローワークに飛びつくのはあまりお勧めできません。
転職アドバイザーも契約報酬という仕事であり、しっかりと吟味しないと失敗になりかねない。
どちらの企業も人材に逼迫している可能性があり、自身が望む働き方が可能なのは一握りだ。
一番恵まれた環境で働けるのはヘッドハンティングであり、その次は知り合いの紹介でしょうか。
いずれにしても必ずリスクはあるので、しっかりと準備して挑みましょう。
※大企業などに中途で入ろうとした場合、現時点の経験則では直接部門で28歳、間接部門で36歳くらいが上限になるでしょう。それ以上は特殊な何か明確な理由がある場合だ。
労働者不足が謳われる現代だが、今でもこの風潮は大企業に多く、ベンチャーに少ない。
アメリカの場合も、勤めた会社、立場、スキル、離職理由、その人の思考を総合的に判断します。
そこまで日本と変わりはありませんが、年齢に対するチャンスは日本よりは広いかと。
ゼネラリスト志望か、スペシャリスト志望か?
コレはどちらも正解だと思う。
その環境で通用すれば良いのだから、個人の好みや特性だと思っています。
ただ、個人的にはスペシャリストの方が職を失いにくいのではないかと考えている。
そのジャンルの専門家であり、代わりがいないから。
ゼネラリストは総合力なんで、アプローチに正解はないです。
なので、その人だから出来たとは立証するのは困難であり、どちらかと言えばこれまでの信用や人付き合いで評価されているような気もするので。トップが変われば、ゼネラリストは身動きが取れない、スペシャリストは我関せずか転職。(ここは勝手なイメージです)
自分が仕事に何を求めるのか?
人生の中で、仕事にどう向き合うのか?
どちらも、ここでしょうね。
個人的な意見として、仕事は狭く深く、私生活は広く浅くが良いのではないかと考えている。
単純に、仕事が広いとプロとして通用しない場合が多いからだ。やはり、専門には勝てない。
その視点の相乗効果が人生を広げると思っている。(あくまでも個人的な考えで)
俗にいう、社会的立場を得る職種は狭く深くの仕事がほとんどである。
その意味を知るべきではなかろうか…。
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