自分がアダルトチルドレン=親がアダルトチルドレンと言われています。
子は親を選べないわけで、見るもの(学ぶ相手)が親しかいなく偏った環境になるから。
教育の仕方にしても、その負の遺産を家庭内で歴代受け継いじゃうんだ。
※鶏の卵から孵った雛が、最初に目にした物を追うのと同じこと。
人間も餌の取り方(食べ方)、行動パターン(生き方)、共存方法(人との接し方)
は親を見て学んでいくことでしょう。
子供に必要なことは何なのか?
家庭という社会から分断された空間で、子供に正解なんて解るはずもない。
確かにダメジローが親元で暮らしている時は、正解・不正解なんて知る由もない。
言えることは親が全てであり、それが正解でも不正解でもある。
自分が社会に出て、本当の意味で自立してから、親(人)の未熟さに気がつくものだ。
(逆に貴方が本当の意味で自立しているなら、既にアダルトチルドレンではありませんが…)
社会を自分の目で見る、体感するということは、世間の空気を感じることができるでしょう。
会社という限られた組織にあっても、風土は違えど多種多様な人間を目にすることになる。
親としても、人としても、精神的な未熟さも、沢山の人から学んで客観的に見ることができる。
・親の言う事を聞きなさい‼︎
・先生の言う事を聞きなさい‼︎
このような指導を受けた場合、子供はなぜ人の言う事を聞くべきなのか?
なんで? という、ごく当たり前の疑問が湧くものだ。
この理由を、子供が理解できるように教えを説くことが重要である。
しかし、家庭内不全の教えというのは基本的には強制である。
いいから言う事を聞きなさい‼︎(子供の理解は、言う事を聞く必要があると認識)になる。
それでは親の顔色を伺うがあまり、親が喜ぶならと疑問を持たずに従ってしまう…。
思いやりがあって、愛情深い子どもほどこう思ってしまうものだ。
その結果、言う事を聞く必要性が学べない。つまり、物事の本質を学ぶことができない。
この優しさを持つ子供は、親が幸せならそれが正しいと思ってしまう。
基本的に子供というのは、素直で優しさを兼ね備えているのが普通だ。
もちろん内容にもよるわけだが、個人(子供)の考え方は自由である。
親にとってのいい子を受け入れる義務はなく、それは親の求める理想像に過ぎない。
要は、必要以上に親に気を遣わないことだ。そうしないと、親子の関係が不健全になる。
子供が親に対して自己犠牲しており、子供が背負う必要のない家庭内の重い役割になってしまう。
親子関係は服従関係ではない。人としても家族としても、公平で平等でなくてはならない。
上記は正論を書いた(ACは理解しておく必要はある)のだが、ここで問題がある。
子供が親を選ぶことは叶わず、たとえ毒親であっても繋がりを求めてしまうのだ。
子供にとってはごく普通のことだと思うのだが、そうしないとこの環境では子供も不安だからだ。
どんな父親でも母親でも、子供にとっては唯一無二の存在なのである。
ダメ親だろうが、クズ親だろうが、子供にとってはかけがえのない親なのだ。
んで、自分で生活(社会的な立ち位置)できるようになったら、親との関係性を整理してみよう。
・自分が親を必要としているのか?
・親を必要とする自分を親が必要としているのか?
・親が自分を必要としているのか?
上記の答えを導き出すのは、精神的に苦しくなるかもしれないが、
もしかしたら貴方の親は、貴方が何かを望めるような相手ではないのかもしれない。
毒親というのは、一時的に良く思えても子供の期待を裏切り続ける傾向があると感じています。
これからも親子の関係が続いていくようなら、大人(人)として接するべきでしょう。
本当に親に何かを望んでいるのは自分なのか、それとも叶わなかった子供の頃の望みなのか…。
親だからという気の遣い方をやめる、子供という役割を演じるのをやめる。
偽りの自己を捨てて、しっかり考えることが必要だ。
偽りの自己を育む悪環境
精神的に未熟な親(以下、未熟な親と記す)というのは、
子供の優しさを利用し、自己中心的な欲求、親子の歪んだ関係性を築き上げようとします。
悪い事であると認識しておらず、それが当たり前のこととして子供と接しています。
なぜなら自分も子供の時に、そのようにして育てられたからだ。
基本的にアダルトチルドレンのままというは、幾つになっても精神的に未熟なままです。
人間が何に興味を覚えるかは千差万別であり、それが当たり前のこと。
すなわち、子供が何に興味を持つのかは自由である。
上記が大前提なのだが、未熟な親は子供の個性を嫌い、自分の価値観を植え付けようとする。
子供の個性はズレていると説き、自分の個性こそ正しいと教え込むため、
親と同じ価値観を持つコピー人間が出来上がる。
そもそも未熟な親の考えを教え込まれても、家から出たらその価値観は通用しない。
たまたま偶然で趣味が同じでも不思議ではないが、世代も違う(育った時代が違う)ので
同じような考え方を持っているとすれば、非常に危険なことだと個人的には思っています。
※同じ考え方を継承しているので、親ができないことは、その子もできないということだ。
適応障害は程度にもよるが、基本的に自己のイメージする範囲から抜け出せない。
先天性でなければ、家庭内の教育(洗脳)影響が大きいのでは? と、個人的には思う。
常に自己否定されて育った子供は、相手の神経を逆なでしないよう注意することを学びます。
自分が悪いんだ。という自己暗示がかかるので、自己主張をしなくなっていきます。
未熟な親からしたら、自分には無い子供の個性というのは未知の領域であり、恐怖でしかないのだ。
なので自分の嫌いな個性は受け入れず、自分の知らない物は否定するだろう。
いずれ子供が自分の考えを持てば親を批判し、拒否してくるかもしれない…。
要は未熟な親が自分と同じ個性と価値観を求めてくるのは、親自身が1番安心できるからなのだ。
そのような未熟な親にとっての家族というのは、
個性を持った存在ではなく、行動が予想できる共同体(自分の分身)って認識じゃないのかね?
親のソレでいい、ソレが正しいって本気で思ってるところが、アダルトチルドレンの恐ろしいとこ。
よくあるのが、「〜するべきだ」「〜したほうが正しい」「〜と決まっている」
とか言ってくるが、他人の価値観や子供の人格については無遠慮に批判してくることが多い。
つまり、自分の価値観が正しいのでそれ以外は否定します。
他人には気を使うが、自分の子供は、自分の『物』という認識だと思う。
自己欲求のために子供を支配しようとする親は、子供の行動・感情・考えを支配しようとする。
そこで親の言うことを真剣に受け止めるタイプの子供というは、
自分の行動や考えは正しくない、間違っている。と認識してしまうのだ。
支配欲の強い親は、親と違うのは恥ずかしいことだと教育します。
そうして子供は自分の強みや個性を否定し、自分はダメだと考えるようになる。
親からありのままの自分にしっかりと向き合ってもらえないと、
子供というのは、親とどのように関係性を築くかを考えます。
そして、家族の中で居場所を確保するためにありのままの自分から、
代わりに役割としての自分(偽りの自己)をつくり出すことになる。
この役割としての自分(偽りの自己)が次第に、ありのままの自分を侵食していくのだ。
役割としての自分(偽りの自己)の根底には、どうにかして親(他人)の関心を自分に向けさせたい。
という、苦しい環境での生き抜き方と捉えてもいいだろう。
これらは無意識にはまっていく罠であり、意図的に偽りを演じる人なんていないでしょうね。
相手の反応を見ながら少しず演者となり、
それが自分の居場所を手にする1番良い方法だと考えての行動になる。
その結果、大人になって社会に出てからも、幼少時に自分の親に対してそうであったように、
他人に関心を持ってもらいたいという願いから、役割としての自分を演じ続けてしまうのだ。
アダルトチルドレンが『人との関係で苦しむ』というのはココにつながっている。
これらは精神的に未熟な毒親が、自らが求める役割を子供に押しつけた負の遺産ということ。
子供に与える悪影響(定番)
このようにして育つ子供は、自分の行動・感情・考えを否定するようになっていく。
・自発性が失われ、やる気も低下する
・本当の気持ちや考えを、他人に言わなくなる
・バカにされてもヘラヘラして怒ることをしない
親の考え方が正しいと誤認してしまう。
・親が心配性だったりすると、自分も不安を覚えてチャレンジをしない
・目上の人の言われたら、その通りに言うことをきく
・親が尊敬している人を自分も尊敬する
・完璧にできず、間違ったりすると罪悪感や恥ずかしさを覚える
・親の悩みや不満に注意深く耳を傾ける
・女子は家庭、男子は稼ぐといった典型的な時代遅れの価値観
これらのあまりお勧めできない考え方や価値観は、人間社会で生きづらさを覚えることになる。
人と上手く接することが難しいし、人によっては相手に舐められてしまうでしょう。
社会人になったら仕事をしなくてはならないが、自分の立ち位置も明確なのが社会である。
※新社会人の振る舞いで、アダルトチルドレンなら家庭に問題があるかどうかが直ぐにわかります。
精神的に未熟な親から、それが正しいと教育された頑張り屋タイプの子供であれば、
自分を追い詰めて生きていかなければならないと、沢山教えこまれてきたかもしれない。
・自分のことよりも、他者がしてもらいたがっていることをまず考える
・助けを求めない、求めてはいけない
・自分のために何かを求めたりしない
子供というのは、親の意見や信念を内なる声として受け入れるしかない環境にある。
これが自分の考えだと錯覚するが、実際は親の声がそのまま届いているだけなのだ。
子供は『良い子』ではなくてはいけない。
そのように教育されたとして、子供が最初に思う良い子は親の欲求を満たす子供だ。
これがいかに歪で歪んでいるかは、世の常識と照らし合わせても想像に容易いでしょう。
※では、自分の親は良い大人か? を問えば、親の理想が矛盾していることに気がつくだろう。
また、『良い子』に徹しすぎると、徐々に自分を見失うことになる。
団塊の世代の子供には、引きこもり・うつ病が多いという統計もあったほどで、現在でいう
40代後半〜50代半くらいだろうか。単純にこの親世代というのは時代背景もあり、家庭を
母親に丸投げする父親、外の世界を知らない母親に育てられた人が多いという影響もあるだろう。
親の理想はとにかく完璧主義で、その価値観に絶えずとがめられる。大学受験失敗なんて一大事だ。
数年前に毒親が子供を医者にしようとして、執拗に支配下に置いた結果、殺○事件になったよね。
その人のタイプにもよるが、要求に完璧に応えられないと自分はダメだと自己嫌悪なる人もいます。
これも単純に、毒親からお前はダメだ。と暗示をかけられている可能性が高いわけなんだが。
自分がやりたくないこと、自分がやりたいこと、親に言われるからやりたいと思うのか、
コレが何だか分からなくなってくると相当危険だ。
自分の考えが無いというか、自分が何がしたいのかが分からなくなると良くないということ。
そのうち精神的に自立してきて、自分の信念が芽生えると怒りが爆発して事件になったりするんだよ。
毒親の手法(自分を有利にする)
・子供相手に無理難題なプレッシャーをかける。
・子供の依存心や不安感を利用し、自分を子供の人生の中心に置こうとする。
・自分の理不尽/身勝手な行動は、なんやかんや理由づけして正当化する。
・子供の行動に対しては、自分の価値観と合わなければ悪いと決めつける。
1.子供は親に認められる必要性を敏感に感じ取る。
↓
2.なので、自分に対する親の欲求を本能的に模索する。
↓
3.親の欲求に一致する役割を見つけると、早急にその役割としての自己になりきる。
↓
4.家族の中で求められる存在を演じるほど、ありのままの自己はどんどん見えなくなっていく。
先に述べたが、これでは大人になった時に、親密な人間関係が構築できない可能性が高くなる。
役割としての自己のままでは、人と心で通じ合う関係は築けないからだ。
ありのままの自己をきちんと表現できなければ、人(相手)には共感してもらえない。
共感がなければ役割としての自己が、仲よしなフリをしているだけになるだろう。
あえて言えば、何を考えているのか分からない人と思われているかも知れない。
心(本心)が見えないので、不気味というか、気味が悪いと言うか。
外殻が分厚いので、周囲から孤立するというか…。
相手に合わせる、相手の言うことを聞くというのは、合理的な必要性がある時だ。
仮に役割を演じたとして、それを相手の欲求のままに利用されたらどうなるだろうか?
アダルトチルドレンが人を見る目がない、人に騙されやすいというのは、
なんとなくでも、少しはご理解いただけただろうか?
では、
その裏を返せば、親も例外なく他人に対しては演者と言えるでしょうね。
アダルトチルドレンは、基本的に連鎖するものなので。
(どこかで断ち切らなければの話ですが)
自分の基準や価値観、正しいと思う顔(外面)で他人との境界線を引いているはずです。
言っていることも、自分がやっていることも、家の中と外では立ち振る舞いも違います。
そのようにして、日々の親の行動(考え方)の矛盾を目にして、子供は葛藤しているはずです。
貴方からすれば、いつの日か親が気づき、変わってくれて、
自分が求めるものを与えてくれるかも? と期待しているかも知れませんね。
しかし、今の貴方がすべきことは、大人としての自分の考えをしっかりと持つことだ。
そしてなにより、自立したひとりの大人として親と向き合い、付き合っていくことだ。
必要なことは、親との大人同士の関係であって、親と子の関係を築きたいわけではないはずだ。
貴方の親は未だにアダルトチルドレンであり、真の親密な関係は築けないことをお忘れなく。
自分の子供が心を開けば、親はそれを引き戻して自分の支配下に置こうとする。
つまり、過激思想の宗教と同じで、心(精神)を支配しようとするでしょう。
子供が親に対して欲求を抱くほど、その子供を精神的に利用しやすくなる。
だから貴方は自立した大人として客観的に考えることでしか、毒親に対しての対処法はないのだ。
過去の子供を、今は大人である自分が紐解く
正しい思考(考え方)を身につけて行動すれば、本当の自分をとり戻すことができるでしょう。
簡単なことではないが、頑張ってみる価値はあるだろうし、
自分の人生を歩む上でも、ココは頑張らなくてはならないはずだ。
親や学校の先生、会社の上司が『やりなさい‼︎』って言ったことだけをやるのが貴方の人生ですか?
他の誰でもなく自分で決めたことを、現在進行中で頑張っていることはありますかね?
自分の人生というのは、自分で選択して進んでいく以外に方法はありません。
他人の言うことを真に受けて生きることが、貴方の望む人生なのでしょうか?
そのような生き方を選択すれば、人生の最期に必ず後悔します。
これは、そのようにして最期を迎えた人が言う言葉なので…。
ココで言いたいのは、本当の自分を取り戻してくださいってこと。
自分を取り戻すように、考えて行動してねって話です。
そんで、アダルトチルドレンから一刻も早く脱却しましょうよ。
今までは誰かのために役割を演じてきたと思います。
これは、ありのままの自分でいるよりも疲労するはずだ。
そんな無駄な疲労が無い方が、良い人生を送れるに決まっています。
演者(作り物)は不安定だし、いつ仮面がはがれるかと怯えもあるでしょう。
役割としての自己はいつまでも演じ続けらるものではありません。
遅かれ早かれ、自分が本当に求めている欲求が湧き上がってくると思いますが、
それが自分の人生の終盤だったらどうでしょうか? そんな終わった人生に納得できますかね?
役割としての自己を大人になってからも演じ続ける人というのは、
そうすれば自分を守れるし、それが周囲に受け入れてもらえる方法だと信じているからだ。
アダルトチルドレンのピエロタイプに多いかと…。
人生は有限です。
時間も、健康も、愉しさも、人生の終盤に向かって流れていきます。
今現在をより良くするために、自分と向き合い、考えて行動に移していきましょう。