アスリートと一般人の差

『人生』あるある




世界で活躍するスポーツ選手がいる。

そしてその活躍を、超人達の世界として観ている一般人がいる。
ダメジローもココに属しています。笑

しかし、年々歳を重ねるごとに思うこともある。
世界のトップ選手と言われる人と、一般人の差はどこにあるのか。
同じ人間同士で、実際にはどのような差があるのだろうか?

その差はなぜ生まれるのか?


肉体面の差

スポーツには、肉体的な優位性があるのはご存知の通りです。
力だけで言えば、体が大きく重い方が有利となるでしょう。

俊敏性、瞬発力、持久力、バランスと、必要な能力に対応して体ができ上がる。
そのスポーツジャンルによって、全世界の人々の肉体は同じ仕上がり傾向であることが多い。

ざっくり、体重制限が無く、力勝負なら体が大きい方が有利だ。(物理の法則)
対照的なのはアーチェリーや射撃などで、力だけでは勝負できない。
ただし、何でもそうだが経験を長く積んだ方が有利であることに間違いはない。
(感覚的な部分や、力だけでは通用しない柔道の寝技など)

どんな競技であれ、肉体は徹底的に鍛えられる。
肉体の限界を超えて鍛錬するのは容易ではないが、体は鍛えれば強靭な肉体となる。
(競走馬であるサラブレットが代表例だ)

肉体面の差とは、体を酷使している時間が一般人とは圧倒的に違う。
その違いが、更なる高みで酷使する基礎を築いているということ。

※筋繊維の数は決まっているので、最大限に鍛えるという感じでしょうか。

努力はもちろん重要なのだが、遺伝子やセンスという生まれ持った才能があるのも事実だ。
ただ遺伝子やセンス、才能の差は1%にも満たないと言われる。
99%の努力は皆んな同じなのだ。

残りの1%がひらめき(考え方など)で、努力を超えてくる(努力を活かす)と言われている。
99%の努力から抜け出すのが、残りの1%の領域になるということ。
(センスや才能は1%未満ということらしいです。まあ、体格勝負は抜きにして…)
強靭な肉体に才能と競技がハマると、『歴史に名を残す』ことになる。
つまり、その差というのは能力×熱意×考え方にあるのだ。


精神面の差

誰だって大事な試合だったり、決勝戦ならよけいに緊張するでしょう。
プレッシャーによる重圧や責任、自分との戦い、あと一歩という気の緩み…。


『肉体と精神は同じ』これはよく耳にする言葉だ。
だが、実際に精神面には肉体以上の差がある。

極限まで肉体を鍛えるには、強靭な精神が必要だからだ。
そして、その肉体をコントロールするのも精神。
(今この瞬間に合わせて、体調もメンタルも含めてコントロールしているということ)
つまり、精神が全てのカギと言っても過言ではない。


今この瞬間に、最大限に身体能力を活かし、最大限のアウトプットに繋げる。
最強の肉体を、最強の精神がコントロールするのだ。
相手もそのレベルに達しているが、そこで勝つのが『心身一体』の成せる技。

勝者は『今までやってきたことが報われた』と言う。勝者も、限りのない努力なのだ。
敗者は『自分の弱さに負けた』と言う。敗者は、精神面を口にする。

上記はあくまで結果論ではあるが、極限まで鍛えられた肉体の差は紙一重だと思う。
勝負の世界は一瞬の運を掴むのも実力だが、それにも精神的な要素が大きい。

一流選手はメンタルも最強レベルにあるが、更に超越した精神力を持つものが勝者となる。
技能や技術はもちろん重要だ。しかし、勝敗を分けるのはメンタル的な部分が大きいと思う。
なぜなら、ミス=負けだから。様々な重圧、責任、プレッシャー、バッシング、スキャンダル、
家族や職場での接触など、普通の人には考えられない暮らしをしている。
そんな状況で、今この瞬間のワンチャンスに集中し、自己の最大能力を発揮するのだから。

精神面の差とは、肉体を極限状態でコントロールできるということだ。
肉体能力をミスなく100%発揮する‼︎というのは、一般人に簡単にできることではない。
(メンタルトレーニングを日頃から受け、専門のトレーナーがいても難しいのだから)

なので、精神面の強さが大きな違いだ。

如何なる状況でも、自分の体をコントロールできる能力だ。
(この領域に達するのは、とても困難なこと)

よくプレッシャーに強いとかいう言葉を聞きますが、ダメジローはそんなのありえんと思う。
本当にプレッシャーなら、強い人間はいないと思いますけどね。トレーナー目線だけど。笑
(ダメジローも、スポーツトレーナーのメンタルトレーニングを受けてみた)
だから、プレッシャーに強いというなら、その人にとってはプレッシャーになってない。
ココのニュアンスがカギなんです。


スポーツなら、加えて周囲のバックアップが勝敗を分ける。
(特にチームスタッフ)
それは全ての選手が口にしていますね。

・勝つための戦略が大きい。
(相手やチームを徹底的に分析、解析した戦略を立てる)
・選手の特性を理解し、最大限のバックアップ
ある意味、ココは1%の部類に入ると思います。

強靭な肉体だけでは機能しない→道具。
それを最大限に利用するのは精神→コントローラ。
(精神的強さとは、その環境や周囲も含めて、自身をコントロールする能力だ)

※自分は何処を目指すのか?
(世界か、日本か、地域か、学校か、趣味や遊びなのか)
上記はとても重要なので、明確にするべきだ。
世界で戦うとなると、幼少時よりスタート地点が違うから。
肉体的、精神的トレーニングも、コーチも監督も、経験させる内容にも違いがでる。
スポーツに限らず、人に勝つということは1番である必要がある。
1番を手に入れるには、普通の生活では不可能です。(特に競争の激しい分野)
競技人口が多ければ多いほど、レベルは上昇していくものだ。


やっていることは同じ

先に纏めると、

肉体面の差=体格とセンス。ただし、トレーニングでセンスは限りなくカバーできる。


精神面の差=みんな平等。トレーニングでその思考を学び、強くしていくもの。

(自分と向き合い、自分を理解する。自分をコントロールする術を身に付ける)



ここまで言ってきた精神面は、スポーツ選手に特化した話だ。
スポーツ競技の世界で、最大限の結果に繋げるための精神の使い方。

なので一般人は普段暮らす環境で、どのように精神面をコントロールするのかということ。
上手くいかない時、落ち込んだ時、悩みを抱えた時、どう精神を組み立てるかだ。


スポーツ選手は最後の最後まで決して諦めない。
がむしゃらに、泥臭くも勝利を目指す姿。
自分を信じ、肯定して戦いに挑む。
勝つための執念、リスクを負っての勝負。
そこには勝敗という結果だけがある。

その姿は、今回の東京オリンピックで目にしていると思います。
もちろん、勝つことが目的だから。

その精神面の強さが現れているのだが、
勝っても、次の連覇を口にする。
負けても、次の舞台を見ている。

要は、常に前向きに、常に先を目指しているのだ。

屈強な肉体もそうだが、強靭な精神力を兼ね備えている。しかも同じ人間だ。
その姿を観て、沢山のパワーを貰ったでしょうか?
自分ならどうするべきか?
自分の目的は何か?

まずは、生きるために執念を燃やす。
そしてより良い生活を送るためにはどうするのか?
自分に不足しているものは何か?

肉体より先に、精神を奮い立たせるのだ。
ここがスタート地点である。







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