自分が『求めている全て』というのは、手に入らないものだ。
いやいや、それは自分の努力次第で手に入れられるよ。
そんな話もありまして、
一般論をベースに、少し色をつけて書いていこうと思います。
もちろん、全ての人に該当するわけではありません。
例外もあり、全てを手にしている人もいるわけです。
あくまでも例外であり、ソコに辿り着く可能性が極端に低いだけの話で…。
この記事をご覧になられている方は、
自身の生活に対する何らかの葛藤を抱いているのかも知れませんね。
何かに没頭している時というのは、そのような思考回路は働きません。
それが人間という生き物です。
何が言いたいのかというと、
要はね、一発逆転だけを狙った人生を歩まないでねって話なんですよ。
なぜかと言うと、この思考に囚われているアダルトチルドレンが意外に多く存在するから。
ジャンル的にはスケーブゴートやロストワンに多いでしょうか…。
※少し前に逆転思考の強みという記事を書きましたが、それとは意味が異なります。
ココの捉え方は紙一重なんです。だから、認識を誤ると危険を伴うもの。
結果は言うまでもなく、余裕が無いので人生を謳歌することはできません。
そして、その思考ではほとんどが高確率で失敗することでしょう。人生も楽しめない。
自分には運がなかった、恵まれていなかったと、社会と周囲を恨み、
憎悪に悶えながら生きている人もいます。そんな人生は早くにドブに捨てましょうよ。
そもそもの考え方が偏っていますよ?
考え方ってね、生かすも殺すも紙一重なんです。
アダルトチルドレンから抜け出すには、若いうちに正しく事象を認知するべきである。
自分が求めるものは何か。
時間、お金、自由。
何を捨て、何を得るのか?
このトライアングル関係は有名ですね。
トレードオフ関係なんて言ったりもします。
・時間を選択すれば、お金と自由を得られない。
・お金を選択すれば、自由と時間を得られない。
・自由を選択すれば、お金は得られない。
と言った感じでしょうか。
(一般論では、得難いと表現するのが正しい)
こんな時代なので、誰でも『時間・お金・自由』を手に入れる方法。
そのような情報で溢れていますね?
本なんかも販売されていますが、そんなの読んでも夢は叶いませんよ?
現実は、ただお金を採取されて終わりです→楽してお金を稼ぐ方法とは
幾度と言っていますが、自分が乗っかる側の視点ではダメなのだ。
自分の人生に必要なものとは何か? コレを自問自答するのが先である。
コレを明確にしておいた方が、人生を圧倒的に有意義にすることができるからだ。
あなたにとって大切なものは何か?
自分が人生に求めるものは何か?
自分が譲れないものとは何だろうか?
・物か?
・金か?
・人か?
・自由か?
・時間か?
・不労働か?
・栄光か?
・権威か?
よくある『得たいもの』は、この辺でしょうか。
冷静に考えれば、この辺はただの欲望か、社会が嫌いだからではないですかね?
人生の限りある時間軸の中で、自分が本当に欲しいものは何ですか?
短絡的な視点ではなく、
なぜそれを自分に必要なものと考えたのか?
なぜ自分にはそれが必要なのか?
という考え方をした方がよいと思います。
※恋なんかは自律神経の高揚といいますね。つまり、冷静ではないってこと。
・なぜ時間を得たいのか?(または時間を得る必要があるのか)
・なぜお金を得たいのか?(またはお金を得る必要があるのか)
・なぜ自由を得たいのか?(または自由を得る必要があるのか)
その理由が、あなたの人生に必要だから。
ということですよね?
そもそも、自分の人生の意義というのを理解しましたか?
その領域に達すれば、もうアダルトチルドレンではないかも知れません。
自分探しの旅を計画しているなら、まだまだ先は長そうですね…。
良い大学を卒業して、良い会社に入った。夢が叶った。
ハズだったが、いつの間にか輝きは消え、疲労が蓄積し、夢も希望も無くなる。
腐敗した社会に絶望し、モチベーションも消える。
気がついたら能力も何も無い。でも、せっかく掴んだ社会的立場を捨てたく無い。
まぁ〜、社会あるあるでしょうかね?身近な話で、会社の役職者にもいませんか?
自分を見失ってしまった末路と言うか…。
自分の夢とは、一体何だったのでしょうか?
その夢は、本当に自分が得たいものだったのでしょうか?
ココは、
自分の夢そのものに、信念がリンクしていないと破綻するものです。
これも現実ですかね。
ようするに、憧れだけで職業を選ぶと、挫折する時が必ず訪れます。
それを乗り越えるかどうかは個人次第ですが、憧れの裏側を理解する必要があるのです。
ここで考え方を修正するのかどうか?は、その人によるでしょう。
全てを理解した上で、それが人生で得たいものだったと言えるのでしょうか?
たぶん違うと思います。
ですから、自分が得たいもの、譲れないものは大切にして下さい。
現実にアレもコレも欲しいと言っても、それはとても困難なことだからだ。
これは得るはずではなかったが、副産物として付いてきた。そのように割り切るのもありだ。
(前向きに自分を納得させているなら良いと思う。そうじゃないと苦しいだけですね。)
全ては手に入らないのだ。
頑張っても手に入らないものもある。
逆に、頑張って手に入れられるものもある。
というだけの話なんだ。
それをどれだけ真剣に考えていても、上手くいく・いかないは別の話。
時として、努力は無駄でもある。
上手くいけば、ラッキー‼︎
現実はそれだけなのです。
何かを諦めるとはニュアンスが違うもの。
それが身の丈を越した願いであるならば、夢でも何でも無いただの欲望です。
自分と向き合い、本当に得たいものとは何か?
普段考えることのない問題なので、真剣に考えてみるのもありかと思う。
※考えすぎて悩まないでくださいね。そうなる前に止めましょう。
次のステップは?
理由が明確になったのなら、次は行動するだけです。
求めるものが何か?
にもよるわけですが、自分の限界も同時に意識しないと時間と労力の無駄になります。
残念ではありますが、努力が無駄に終わることの方が圧倒的に多いのが現実です。
アダルトチルドレンの中には、自分はとてつもない努力をしているという人がいます。
もちろん間違いではないのですが、注意すべきは執着型のタイプです。
このタイプはアダルトチルドレンに多いわけですが、一点集中なので周囲が見えません。
つまり、自分の頑張りがミクロ世界の中にあり、現実のマクロ世界が見えないのだ。
これは典型的な無駄な努力になります。
起業やフリーランスで成功する確率は非常に低いのですが、あまりメディアでは
取り上げません。派手さからか、成功者に目を向ける情報(番組も)の方が多いです。
逆のバージョンでは『ザ・ノンフィクション』が該当ですかね。笑
たまたま上手くいった一握りの人に、スポットライトを当てて情報を流しているのです。
単純に、成功者が絵になるからです。化粧品のコマーシャルと同じですよ?
逆を言えば、ほとんどの人が失敗で終わっています。もちろん実力も運もある。
別に脅しているわけではなく、現実はそうなっているということ。
成功者とは、誰にも見向きされない頃から、ガムシャラに頑張っているのです。
それが流行り物やスタンダードになってから、自分も参入するのでは話になりません。
皆さんご存知の通り、YouTubeは5〜10年前よりレッドオーシャンです。
そうすると、誰にでもイメージしやすいのはスポーツでしょうか。
何でもそうですが、自分が何かを得るからには、他人から取るという構造になるんです。
→アスリートと一般人の差とは。
他人から何も取らないとなれば、山奥で仙人として自給自足するしかありません。
(国家に属している以上、それでも土地の購入、税金の支払いなどは免れません)
その本質に自分で気がついているなら、目標を立てて戦略的に行動するしかありません。
まずは一発逆転ではなく、コツコツとです。
例として、お金が欲しいのであれば、その前に沢山の苦労をしなければなりません。
その苦労が実るかどうかは別としても、何の苦労もせずにお金は手に入りませんよね?
自分のなりたかった職業に就いたとします。
しかし、現実にあるのは『こんなハズじゃなかった…』というのがアルアルだ。
それは表面しか捉えることができなかった自分の実力に他ならない。
そのハズって何だったんですか?自分で選択したんだよね?
それよりもまず先に、
日常生活に支障をきたさないように、生活の基盤を構築する必要があります。
それが出来ての、次のチャレンジになるわけです。これが現実の世界なんです。
自分で選択したハズがどうあれ、自己の基盤は築かなくてはなりません。
アダルトチルドレンの中には、理想が先に行って、現実が見えていない人が稀にいます。
コレがないと、ギャンブル的な人生になる。勝つか負けるかみたいな…。
勝てば良いんだけど、負けたらどうするんですか? 人生終わりますよ?
アダルトチルドレンからは、自分の力で抜け出すしか方法がないのにね…。
そのハズから逃げていては、一生アダルトチルドレンのままになるんだ。
理想を追うのは個人の自由です。
ただ、現実で理想を掴み取るには、他人を踏み台にしてのし上がるくらいの精神力が必要だ。
これはね、そんなに簡単なことではありません。自分が思っている以上に困難なことです。
他人を踏み台にするくらいの、人間としても様々な覚悟が必要。
失敗も苦労も含めて、沢山の経験も知識も必要です。人には、無理のきく年齢にも限界がある。
視点と思考がズレてはダメ。その先を見据えた戦略があって理想が現実となる。
それでも上手くいくかには、運やタイミングもあるんですよ。そこまで計算できてますか?
だからこそ、自分が生き抜くための生活基盤は必須なのだ。
それが人間として、生き抜くための術とも言える。
新たなチャレンジをするにしても、失敗した時に生き抜ける基盤はとても大切である。
コレを持ち合わせていれば、精神的な余裕度、自分は大丈夫という自己肯定感となる。
ここで難しいのは、
その時々の年齢、自分の生活スタイル、置かれた環境で得たいものは変化していくのだ。
お金が欲しい時期もあれば、休みが欲しい時期もあります。
人間は欲望の塊とも言えるが、それが人間という生き物でもある。
自分を確立していないと、無い物欲しさの負の連鎖から抜け出せなくなるのだ。
現実的には、同じ働き方をしても会社(利益率)によっても収入が変わってきます。
専門性があれば強みになることもある。人間性が高ければ強みになることもある。
だからこそ先に、生活基盤を築き上げることが重要なんだ。
その得たいものが変化した時に、対応できる余裕さを持ち合わせているのかどうかで、
その後の人生は変わってくるものだから。
リスクを取らなければ成功はない。確かにそれも事実です。
でも、リスクを先行させれば、そのリスクからも逃れられない。
世の中の情報を、偏って手にしてはいけません。
成功の裏には、挫折という絶望が待っています。ココが現実です。
成功者は1%で、失敗者が99%と考えてもよいでしょう。
転職を考えている方は、コチラの記事を参考にどうぞ→日本の就職市場と転職市場
だからこそ、自分が求めるものを明確にし、納得して行動する必要がある。
それをコツコツと積み重ね、自分の実力に変換していくのだ。
自分が何かを得ようとするならば、それなりに努力が必要だし、見合った苦労があり、
また新たな葛藤が生まれると言ってもいいでしょう。
結果として、その繰り返しが実力となっていくんだよ。そこからのチャレンジなわけ。
ものごと1発で上手くいった偉人の話を真に受けてどうするんですか?
そんなの0.01%とかの話ですよ? 1発で人生終わりますよ?
一発逆転(一点集中)では、それが上手くいった時は良いが、失敗した時のリスクが大きい。
つまり、上手くいったとしても経験やスキルとして得るものも一点集中であり、
失敗した時は何も残らないということだ。
それよりも生活の基盤を築いた状態から、沢山の失敗と経験を得て、
自己能力(スキル)の幅を広げ、高めて行った方が良い。
その方が通用するジャンルが増え、対応できる幅が広がるからだ。
何でも出来て損することはありません。
まずは何にでも恐れずにチャレンジして、自身の適応能力を上げろ!ってことです。
アダルトチルドレンから脱するポイント、心得、やるべきこと。
心底嫌なことを克服する為に時間を使うのではなく、
心配症を克服する為(減らす為)に時間を使うこと。それが自己成長につながる。
せっかくの行動が無駄にならないように、
よく考えて、自分の得たいものを掴み取りに行ましょう。
まとめ
とある著名人が、
『全ては手に入らない』、『完璧な幸福の下に生きている』人はいない。
そのように発言していたことがあります。
この領域の話って、摂理的な要素が含まれていると思うのです。
簡単に言えば、どうにもならないものもあるでしょ。それは受け止めるしかない。
そんな感じでしょうかね。アダルトチルドレンだって、そうでしょ?
ダメジローが付け加えるのなら、
何かを手に入れようとする前に、正しい考え方(思考)を育むべきです。
昔に比べると最近はだいぶ減ったように思うのですが、例えば子供の駄々こね。
ダメジローもあれが欲しい、これが欲しいってギャーギャー騒いでいましたよ。
その結果はひとつが手に入るか、何も手に入らないの2択だったと記憶しています。
これが現実であり、人生の全てにおいて言えることではないでしょうか。
子供は子供であり、大人は大人です。
アダルトチルドレンは大人のことを指しています。
今はもう大人なので、子供の視点ではダメなんです。
自分に都合の良い一発逆転なんて発想は、子供の視点なんですよ。
社会人としての自覚が足りない。これもアダルトチルドレンアルアルです。
教育に不手際があったせいか、自分勝手な解釈で生きようとしている人もいますね。
・自分が欲しいものを明確にして手に入れる。
・身の丈にあったものをチョイスする。
コレだけでも、とれもラッキーなことだと自覚する必要がある。
足りることを知れば、心豊かに暮らせるということ。
自分をどのように納得させるかも学ばなくてはなりません。
※全てを諦めろ。そんな話ではなく、極論思考は身を滅ぼすってことです。
広い視点で物事を捉えればいいし、頑張りたいならチャレンジすればいいだけです。
ただし、全てを手にしている人というのは大きく分けて3パターンなんだ。
①裕福な家庭に生まれる(親ガチャという運)
②他人に勝つ(とてつもない努力をして、他人という競合から勝ち抜く)
③一発逆転(ギャンブルで勝つか負けるか。※正しい一発逆転思考は②ですね)
これしかありません。
先に書いた『お金・時間・自由』というのは、ある意味鉄則なのです。
お金がある人は、基本的に暇ではありません。自分の時間も自由もないのです。
時間や自由がある人は、そのぶんお金がないのです。
手に入れられるものがあるぶん、失うものもあるということだ。
人よりも得られるものが大きければ、人よりも失うものも大きい。
これは絶対ではなくて、一般的な社会の鉄則なのだ。
未だにブログだけで生きていくとか、そんな詐欺まがいの情報商材売ってますよね?
長い人生の中で、一瞬は上手くいくかもしれません。
そのブログだけで、死ぬまで稼げる人ってどのくらいいるのでしょうか?
極論思考で、お金やら時間やら自由が欲しい。
それだけを考えだしたら生きていくのが苦しくなるだけだ。
今が幸せだって思うようにしないと、キリがないんですよ。(実際に幸せと思えなくても)
基本的に人間という動物は、無い物欲しさの欲望を持っています。
なので、完璧な幸福の下に生きてる人間なんていないのだ。
自分の『幸せは何か?』ではなく、自分は『幸せになるんだ‼︎』
の精神のほうが、人生は格段に生きやすくなる。
そして、その環境を自分で築いていくものなんです。
仕事で多忙を窮めていれば、仕事をするために生かされていると感じることもある。
これは自分の欲求とのズレが生じているからだと思います。
※そのぶん、得られる能力もあるということを、冷静に理解しなくてはなりません。
限界ならその場から離れる必要があるが、次の課題もすぐにやってきます。
それが人間であり、楽を手にすれば、新たな葛藤が生まれるものです。
歯を食いしばって頑張ってきたならば、その逆にある楽とは消失感でもある。
それは本当に自分の人生なのか? 自分が人生に求めたものはこれなのか?
本当にこれで良かったのか? その繰り返しになる。
自身の価値観を築き、正しい思考を築かなけば負の連鎖になるんだ。
ただ、アレもコレも欲しいという欲望が、自身を奮い立たせる原動力に繋がることもある。
全てを手にした時に、自身の生きがいも消失してしまうこともある。望みとは希望でもある。
いつも言っていますが、バランス感覚を育んで欲しいのだ。(適応能力はバランス力です)
何かを成し遂げたいのなら、コツコツと努力してみてはいかがでしょうか?