スローライフ生活

『サラリーマン』あるある


今後、スローライフ生活は浸透していくのか?
(この言葉が誕生してから約20年経つからね)

上記のスローライフ生活を送る人が、徐々にメディアで取り上げられてきましたね。
(実際にはスローライフ視点を飛び越えて、仕事を辞めて田舎暮らしや山を購入するなど
人生のあり方そのものを見直し、暮らしそのものをシフトしている人が増えている)
※その場合はワークシフト視点を含むのではないだろうか?そのうち記事にしようと思う。

日本は戦後の高度経済成長、バブル崩壊後も走り続けてきました。
いつかはマイカー、いつかはマイホームも大昔のフレーズになりましたね。
大量生産、大量消費、グローバル化の次はどうなるのだろうか?
現代はさまざまな情報が飛び交う情報社会であり、その速度は非常に早いです。
(流行りモノの流れも早く、たちまち過去のモノとなる)

スローライフの語源と日本の現状

スローライフとは「人生をゆったりと楽しもう」という考え方を言います。
世界の流れは基本的に欧州から発信される。

ファッションや車がそうですが、スローライフという考えも欧州からやってきた言葉です。
現実的にはビジネス色の強い言葉ではある。(ファストフードに対抗したスローフードが語源)

日本では全般的に、今でも無駄がなく効率的なものが正しいとする傾向が強いです。
なので仕事でも無駄な時間や作業は徹底的に削ります。商品にも様々な機能が求めれれる。
高度化と効率化の恩恵による医療の進歩や、車の安全性向上は良い事だと思う。
ただ、人間は生身の動物であり、仕事の高度化と効率化には限界があるのではないだろうか?


スローライフという言葉は、忙しい日本人には響く言葉でもある。
もちろん全員が対象ではないが、寝る時間もまともに確保できない、有給休暇も取得できない
ような働き方は先進国と言えるのだろうか?
実際に、日本の働き方は先進国の中では底辺側ですよね…。
働き方改革法案の成立により、政府は働き方改革を進めてきたわけです。
結果として、日本の労働生産性は微増又はマイナスなので今のところ効果なしだ。

・残業を減らせ→高度化と効率化だって急に言われても体制が…。
人材の確保もしてもらえないし、仕事が減るわけでもないし、結局は仕事が終わらない。
・年次有給休暇5日取得→とりあえず休めるようにはなった。が、休んでても電話が
掛かってくるか、翌日の仕事が溜まっている。休んだ気がしない。結局は倍疲れる。
・同一賃金同一労働→日本の組織体制では無理だ。だったら逆に正社員なんかやらない。


殆どの人にとっては、スローライフは夢物語と言える。



スローライフの目的

ビジネス色のスローガンを除いて言えば、
現代の忙しさに追われた生活から、余裕のあるゆったりとした生活にシフトすること。ライフスタイルを見直し、大量生産・大量消費を止め、時間に追われることなく、自分のペースで人生を楽しもうという考え方』です。


目的は理解した。
で、どうすれば?どうすんの?が個人の問題になるでしょう。
ダメジローの視点だと、日本の社会では非常に敷居が高いと感じる。

スローライフの課題として、
・雇用者は経営側に逆らえない。(ワークライフバランスを達成してからの話になる)

圧倒的に雇用者が多い日本で、フレックス制やリモートも限られた一握りが対象であり、
個人プレイよりもチームワークを尊重する国だ。スローライフを送りたいとしても、周囲の
理解は得られないだろう。スローライフ生活するんで、今日で部長辞めますって無理でしょうよ?
自己スキルを上げて、仕事の高度化と効率化は成し遂げた。だから自分だけ帰る。無理でしょ?
それで個人評価上がるの?日本の組織風土ならマイナス評価になるでしょう。
結局、勤め先がスローライフを推進するか、国が推進しないと現実的に無理ゲーだよ。

雇用者である個人に、そんな権限は与えない。
だったら会社を辞めるよう、本当のスローライフを勧められるだろう…。


現実的なスローライフ

時代の流れ、流行りの流れがあるから、トレンドがある。
その、『今年のトレンド』は業界の情報操作により決められているのはご存知の通りです。
つまり、スローライフそのものが、流れなのであり、主流になるかどうかはわからないのだ。

ただし、自分はどのように生きたいのか?
を問われれば、たしかに忙しさに追われた生活はしたくはない。


現実的には、『生活の質を高める意識を持つこと』ではないだろうか?
時間に追われずに、余裕をもって人生を楽しむ信念というべきか。
社会は急には変わりません。いま直ぐ変えられるのは自分だけだ。→意識の記事と同じこと

例えば、
・休み(時間)が沢山あったら何しますかね?
・何をしている時が楽しいですか?
これらは、あなたの人生を充実させるために必要なものです。
日々を楽しく、幸せを感じられる生活を過ごすために必要なもの。

人それぞれ、やりたいこと、チャレンジしたいことがあると思います。
旅行、バイク旅、船釣り、フルマラソン、コーヒーを極める、ガーデニング。
朝ごはんを家族とゆっくり食べる、休日は庭でペットと遊ぶなど。

やりたいことは無限に出てくると思います。
(やりたいことが無いという人は疲れているのだ。だから思考も体も動かしたくない。)


スローライフを実現させるには、仕事も私生活もメリハリが必要となる。
全てを手に入れようとする欲も捨てなくてはならない。
・仕事面=それなりには高度化と効率化が必要だし、選択と集中も必要だと思う。
ペース配分を見直し、今日中にやるのか、今週中にやるのか、後日休みを取るなどの視点。
・生活面=無駄を省き、有意義に時間を消費する。生活の質を高めるとは何か?を意識する。
過度の飲み会、バラエティ番組の視聴、長時間のゲームなど。(別に悪いわけではありませんが)
個人差はあると思いますが、ダメジローは流行りの店に長時間並ぶのが苦手です…。


限りある時間を、どのように分配するかがポイントでしょうか。
これ以上の視点になると、ワークシフトも視野に入れる必要がでてきます。

周りに流されて生きるのではなく、自分で人生を楽園にするって感じですかね。


最後に

スローライフとは言い切れないが、働き方改革は徐々に進んでいます。
それは国や企業の取り組みではなく、個人の行動によるもの。
今はある意味、働き方の分岐点に来ているのかも知れないですね。

・コンビニの24時間営業廃止→人手不足による激務で、店長が決断したもの。
駅店舗の無人化トライは企業が実施している。
・スローライフを目指した副業→今後を見据えて、現在の時間を有効活用するなど。
仕事に活かせそうな資格を取得したり、遊ぶための免許取得なども含む。


カーボンニュートラルなどの環境問題も世界が動き出しました。
スローライフに限らず、これからの時代はどうあるべきなのか?
働き方の環境、私生活の環境、様々な視点で見れば、
もっともっと、国も、企業も、個人も色々と考えなくてはなりませんね。


国が発展し、人々が生き生きと暮らせる社会とは?






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