アダルトチルドレンとは、単純に情報弱者なわけですよ。
家庭内不全の影響で、精神面の豊かさ、心の育成などの経験値が不足している場合がほとんどだ。
そんなわけで、知識が乏しいので騙されやすいという傾向もある。
すなわち、大人になってから社会に適応する能力が乏しいという現実がある。
(幼少期に人間や社会との関わり方を、正しく情報として得られなかった)
また、現代における家庭内不全の定義は明確ではありません。
現代社会は非常に複雑であり、様々な格差も生み出しています。
その格差そのものが、広い意味でアダルトチルドレンを生み出しているとも感じます。
幼少期にトラウマがあるわけではない。
でも、大人になったら社会に適応できない。社会に順応できないといった具合です。
社会に適応できなければ精神的に病んでしまう可能性がある。
適応障害になるリスクも否定できません。
そうなる前に、自分で学んでいく必要がある。学ぶとは、大人になるということ。
コレより先は、全てのアダルトチルドレンに必要な視点だと思います。
・社会を知らなすぎる点
・現実を知らなすぎる点
・自分の認識がズレている点
・意識改革が必要な点
脱却に向かうには、次を受け入れる覚悟が必要です。
(アダルトチルドレンの、自己カウンセリングの極意で書いた記事が該当します)
・アダルトチルドレンだと認知
・自分に足りないものがあると認識
・前に進む為に気持ちを切り替える
そして、自分に足りないものを深掘りして整理する。
・自分に不要なものを捨てる作業(誤った知識はゴミと同じだ)
・社会で通用しない価値観
・社会で通用しない教え
・社会で通用しない考え方
これから自分に必要なものを得る作業。
・社会や会社のルール
・人間としての生き様、生き方と言ったらいいだろうか…
『人としてのあるべき姿』
※アダルトチルドレンは、人間として『あるべき姿』を目指すのがオススメです。
正しい大人とは何か? を目指せば、否応無しに自己成長に繋がるからだ。
もっと正確に言えば、社会の言う正しい大人とは何なのか? を正しく知るべきなのです。
正義人一色はダメです。それは正しい大人ではありません。
ルールというのは、その環境における掟になります。
なので、そのルールはその環境でしか通用しません。
それ以外の、自分に必要なものは自分で探しましょう。
自分に必要なものに正解などありませんから。
【ポイント】
知識は自分の武器になります。個人のスキルも、ほぼ情報(経験)から得ています。
知識とは情報であり、世の中は全て情報で成り立っているとも言えます。
例えば、
・必ずお金が儲かると知っていれば、誰だって参加します。
・必ず楽できると知っていれば、誰だって話を聞きます。
・必ず宝くじの一等が当たると知っていれば、誰だって購入します。
(基本的には必ず儲かる、元本を補償する、必ず上手くいくと言うのは1000%詐欺)
そのままなんです。
その情報を知っているか、知らないかの2極なのだ。
そして本質(必ず)を知っているか、知らないかで、詐欺被害に遭うかどうかも分かれる。
正しい情報を蓄え、自分の術にできる・できないで選択と行動に違いがでてくる。
幾度と登場しますが、人生は【選択と行動(決断)】で成り立っています。
そして、その時の正解はその時だけ。時代や時間、環境で正解は変化するもの。
常に、新しい知識を得る必要がある。
そこで自分が何を選択し、どのように判断し行動していくのか?
この関係が自分をダメにするのか、自分を正しく築き上げていくのか。
他人との違いはこれだけなのです。
ここでの最終目標は、正しい情報を得て、自分の信念や基準を築き上げる。
自分の価値観を築くことだ。
そして、自分の考え方を持って生きていくことなのだ。(自分なりの哲学)
自分の人生をどう生きるのか。ここではその前準備をしています。
手に入れる情報とは、何も特別なものではありません。
仕事に活かせるような専門的な情報を除けば、
テレビ、ウェブサイト、SNS、書籍など、誰もが簡単に入手できるものしか情報はありません。
その沢山の情報の中から、自分に役立つものを抜き出し、自分の基準を築くのです。
また、視野を広げるには、自分に不要と思える情報でも目を通した方がよいのだ。
※話が矛盾しますが、正解と判断するには、不正解を知らなくてはなりません。
そうじゃないと見誤った判断になる危険がでてくる。視野が狭くなる危険があります。
なので、目を覆いたくなるような無惨な事件、気分が良くない記事など、
自分が不快に感じるような情報も取り入れて下さい。現実をしっかりと受け入れて下さい。
嫌なことから逃げてもいいのは、情報ではありません。
動物の捕食シーンを嫌う人もいますが、貴方も捕食しています。だから生きています。
綺麗事で包まれた情報、本質からズレた言動は社会と同じです。
◎アダルトチルドレンの致命的な特徴
それは、人に対する依存症(共依存)です。
その依存症が災いし、人間関係を複雑にし悪化させます。
人付き合いが苦手というのは、アルアルではないでしょうか。
正しい人間関係、正しい距離感、正しく感情(表情)を伝える、
または読み取るなど、人との関わり方を正しく教わっていないのです。
これはもちろん弊害ですが、これだけで生きていけないことはまずありません。
周囲からは変わり者に見られたり、孤立化する可能性はありますが…。
この依存症の一番の問題は、自立を阻害することです。
家庭内不全の環境で育った人だけでなく、共依存傾向が強く、
自立できない人も含まれると思います。
親が自立を教えられないという事は、残念ながら親も自立できていないからなのだ。
※ここでは、親を否定するつもりはありません。
自分の知らないことは、人には教えられないという例えです。
結果的に自立出来ない、出来ていない人を言います。
このタイプは早く思考を修正することだ。(精神的に自立できていないという事)
社会で生きていくことが苦痛に思えることが多く、辛く感じることも多くなるでしょう。
次に例を書きますが、
・自分の個性が無い。
(自分を肯定して生きておらず、生かされてきた。又は個性を抑え込まれて生きてきた)
・自分を出せない。
(自分で判断や行動しない。又は自分を出せる環境ではなかった)
・自分の考えがない。
(自分なりの考えが無い。又は自分で考えることを拒まれてきた)
・自分の力で切り拓く思考がない。
(どうしていいのか分からない、又は他者の言うことを聞かされてきた)
・価値観が親と同一である。
(内容によるが、世代が違うのだから、親と同じ価値観を持つハズがない)
その結果、TVなどの情報を正解(鵜呑み)にするなど、情報にも依存しやすいのだ。
常に自分基準ではなく、他人基準という思考から抜け出せない。
自立的思考が足りないので、物事を甘く見ている部分もあり、リスク管理も弱い。
という事は、問題も発生するし、その時に自分の力で適正な対処ができないのだ。
自分で考えて行動できない。最も大事な『自分で』が無い。
中には自分が原因ではなく、運が悪いと捉えている方もいます。
※運は天気と同じ。自分の人生です。
雨が止まないなら、普通の人は雨宿りしますよね? 傘を買いに行くとかね。
自分の悩みや問題を解決するのは自分です。
目まぐるしく変化する国や会社の制度、働き方の変化、自分の置かれた環境にどのように適応し、
どうやって生きていくのかを決めるのは自分です。自分以外の誰かが決めることはできません。
【ポイント】
自立を目指して、初めの一歩を踏み出す事は誰だって怖いもの。
それは安心・安定を求めるのが生き物の本能だから。(野生の鳥が巣立つ時と同じ)
そこから一歩踏み出して、自分の領域を広げる。そして課題を一個づつ乗り越えていく。
その繰り返しが自分を成長させます。それが人間社会で生きていくということです。
人生は選択と行動で結果が決まります。このサイクルが自分を形成していくのです。
外の世界に出るということは、もちろんリスクもある。
でも、変化に鈍感で自分には関係無いとか、興味を持っても、
行動できずに立ち止まっていては、結果は何も変わりません。
しっかりと考えてから、常に一歩踏み出す事を意識しましょう。
生きるということは、環境に適応する力が必要だ。
失敗とは死ぬこと。命を落とす以外、全てが身になる経験だ。
その思考を育みましょう。
まずは練習として、全て自分で決断するしかない、
趣味や興味のあるものにチャレンジするのも良いでしょう。
【依存症、共依存の危険性】
自分を見失い易い。
気が付かずに進行すると、常に誰かのために生きている。
自分ためではなく、会社や他人(家族)、世間のために生きる。
それでは、自分が何のために生きているのか分からなくなるだろう。
ココが盲点であり、末期で気が付いても遅いのだ。
即ち、生きていくためには精神的自立が必要なのだ。
一人で生活できている事が自立ではない。
ツバメが巣立てば自立だ。親兄弟、他の鳥も関係ない。
あとは自分の力で、最期まで全力で生きていくだけだ。
アダルトチルドレンは、精神的自立が不足傾向にあります。
※親には親の人生がある。同じく、貴方にも貴方の人生がある。
貴方が一番やり遂げなくてはならないことは、自分の人生を生きることなんだ。
