あなたの領域は何色で飾られているのでしょうか。
自分の領域って何のことだ? 自分の部屋や空間ってことか? それとも人との距離のこと?
答えを言えば、全部そのまんまの認識で合っています。
他人との壁を作れと言っているのではありませんが、他人と自分の領域は別の領域ですから。
他人と自己の領域に、線引きする感覚は持ち合わせていますか? って感じですかね。
これもバランス感覚なのですが、一般的にアダルトチルドレンはココも苦手な分野だ。
この記事は、【他人に自己の領域を侵食させてはダメ】という記事です。
それではアダルトチルドレンのままだから。
人と全く関わらないで生きていくというのは不可能なんで、みんな適度に距離感を保っています。
人それぞれ、他人と何らかの壁は構築しています。ニュアンス的には全人類に対してと言うよりも、
特定の人との壁、苦手な人との壁の方が厚いんじゃないでしょうか?
鉄壁である必要はないんですが、自分の核たる領域は自分だけの城でなくてはなりません。
逆に自分を理解してくれる戦友なんかは、自然と壁は薄くなりますよね?
自分を理解してくれる人は大切にすれば良いし、それ以外の人はどうでもいいでしょ?
なぜなら、自分は自分であり、残るは所詮は他人というやつだからです。
これらは人間関係をマズローの法則で言う、安心と安全の領域確保になるでしょう。
※上記リンクは仕事の記事ですが、この法則は人間心理の基本なので時間のある時に見てください。
繰り返しますが、社会に屬する以上、人との関わりは最低限必須となります。
なので要所要所で、自分の安全・安心領域も変動させる必要があると表現したらよいでしょうか。
自身の生活に於いて、この領域内で暮らせる仕組み(環境)を構築できれば生き易くなる。
自分の理想郷を得るには、安全領域を自らの手で掴み取る必要があるんだ。
外部環境から精神を揺さぶられない、過度に気にしないこと‼︎ という記事も書いていますが、
それも重要だし、この記事の考え方も重要だと思うのです。要は狭い視野でなく、広い視野で
沢山の考え方や対策法を学んで、自分が生き抜く総合力を上げていきましょう。
自分の領域を確立するというのは、自分の生活環境を整えるということです。
面倒くさそうな相手だ、調子に乗りそうだと判断したら、壁を構築して侵入させない。
その場だけつくろい、話も無理に合わせない。
嫌だと感じたなら、さりげなく距離を取ればいい。
※営業職などで他人の言動があまりにも気になるなら、向いていないかも知れませんね。
もちろん対処法や対応を学ぶ必要がありますが、順応できなそうなら考えた方がいいです。
(人には向き不向きがありますから。無理してストレスを溜めても何も良いことは無い。)
又、変に素直なアダルトチルドレンは、プライベートの質問にも答えがち。
他人の質問に真剣に答える必要などないし、それは義務でもないのだから。
安易に何でも言うことを聞かない。
なぜ自分がやるのか?どのような意味があるのか?
※仕事で職責があるならば、相手の言うことは聞きましょう。
ここはワガママとは意味が違います。
納得出来ないものは、しっかりと聞き返す。
もちろん、やるべき事はやりましょう。
その区別がはっきりしてくれば、コレは頼んでも断られるな?
と相手は考えるようになります。
それは、相手になめられないということでもあります。
なので、優しさとは線引きをして自己主張をするべきです。
当たり前のことですが、やることをやって、はっきりと物申す人というのは、
人としての筋が通っていますよね?
それは、相手にもプレッシャーを与える事になる。
一線を越えてはいけないという領域を、相手に教えることでもあるのだ。
【ポイント】
ただ、現実の社会で上記を遂行するには、一つだけ条件がある。
自分の外領域に発信するということは、自分の実力がとても重要になる。
SNS発信などの情報だけの関わりならなんてことはないが、
実際に顔を合わせて関わる仕事など、直接的な関係性がある場合は実力だけがが物を言う。
実力があるということは、周囲からの信用度も信頼度もあるわけで、自己を確立しやすくなる。
意見を通せる人ってどんな人ですかね? なぜその人は自分を出せていると思いますか?
どうすれば、自分もそのようになれるのかを考える必要があります。
・実力がある主張→誰も何も言えないよ。(何か言った方が困るかもしれない)
・実力がない主張→誰も話を聞かない。(更に居心地が悪くなる可能性があるか、いずれ更に困る)
※ただし、環境や風土というの独自のものであり独特です。
この会社はオカシイ人が多い? などを合理的な視点で見てみましょう。
理不尽があまりにも異常な職場(多少はあるんだけど)は見切りましょう。時代的に衰退します。
自分の領域を確立するということは、自分に優位性を持たせるとも言えます。
優位性とは希少性である。ここは考え方の一つとして受け止めてください。
その希少性が理に叶っていれば、否応なしに他者は認めざるを得ないのだから。
だからこそ、1番を得る必要がある。
だからこそ、先駆けが有利なんだよ。
それは、どのような環境においても同じだ。
(他者に追いつかれたら優位性はないので、引き離すか、撤退するしかない)
相手が、
世界なのか、日本なのか、大企業なのか、中小企業なのか、学校なのか、
それぞれの環境の中で優位性というのは非常に重要な意味を持つ。
冷静に見れば、確かにそうなんじゃないの?
・学校というコミュニティで、地位を確立する人って、どんな人?
・会社というコミュニティで、地位を確立する人って、どんな人?
要は、何かしら秀でている部分があるんじゃないかね?
良いとか悪いとかじゃなく、人を揺さぶる、人を惹きつける、人を納得させる何かがあるはず。
アダルトチルドンから抜け出すには、
自分がチルドレンから抜け出すために成長しなくてはなりません。
自分を騙して、自分ではない何者かを演じる必要をなくしていかなければならない。
※自分に自信があり、自己肯定感が高く、相手に嫌われても問題ない。
上記のように、自分を成長させていくことが理想です。
簡単に言えば、他人よりも少し抜き出れば良い。
これが全てであり、この領域に達すれば怖いものは何もなくなる。
コレがないと、あなたは常に周囲よりも下位層に位置付けられてしまいます。
※組織(集団)というのはAとBとC君がいたら、必ず個人評価というランク付けをします。
平等で対等な人権という建前はあるが、人間社会の建前は政治家の発言のように非常に脆いよね。
イジメや戦争がこの世から無くならないように、コレが人間社会の基本構造になっています。
そこから抜け出したいのであれば、自分を成長させるように努力するべきです。
そんなに頑張ってやっていけないと言う人は、自分の安全領域を少しでも得られるように、
考えて、考えて、考えて、生き抜くことを最優先に考えて行動しましょう。
